2020春夏購入アイテムを15点紹介!詳細から豆知識まで徹底解説!

今回は2020SS(SPRING・SUMMER)、つまり2020年春夏に買った商品を一気に15点、紹介していきたいと思います。

ただ買ったものを紹介するだけではなく、ブランドの紹介や、洋服の基本的なところや、どうしてそんなデザインになっているかまで紹介していくので、流し読みするだけで勉強になるかと思います。

なので最後まで読んでいただけたらうれしいです。

トップスだけではなく、パンツ、ブルゾン、コート、シューズ、バッグまで、色々紹介するので、春夏のお買い物の参考にしてください。

春夏購入アイテム紹介

ナンバー ストライプシャツ

1つ目に紹介するのは「ナンバー」というブランドのストライプシャツです。

ナンバーはファーストシーズンから見ているブランドなのですが、少しずつ人気が上がっていて、取り扱いのセレクトショップなども少しずつ数が増えていて、今は結構人気のブランドになってきています。

そのナンバーでもかなりのヒット作の、こちらのストライプシャツなのですが、僕がYouTubeに出演する際に着用している中で、自分のブランドを除くと一番「このシャツどこのですか?」と訊かれることが多いアイテム。なので一発目に紹介していきたいと思います。

ナンバーは前のシーズンで、僕のブランドである「RePlay(リプレイ)」というブランドとコラボさせていただきました。

自分が好きなブランドとコラボできるのは本当にうれしいです。
このストライプシャツは、ナンバーの2020春夏の商品ラインナップの中でも最も人気らしく、春夏アイテムなのに冬ぐらいの時点で完売していた気がします。
特にこのブルーの色味が断然人気。

ストライプシャツって、ちょうどいい色味のものが市場に全然なくて、欲しくなっても全然手に入らないなんてことがよくあると思います。
いい配色のストライプシャツはブランドものになりがちで、高いものがどうしても多くなってしまいがち。

安価なものでいいストライプシャツはなかなか手に入らないので、自分の気に入ったものが見つかった際は、もし高かったとしても思い切って買ってしまうのがおすすめです。

特にこのシャツはシルエットもとてもきれいですし、ポケットも普通のポケットじゃなくて、蓋の部分であるフラップが半分に割れているデザインがかわいいのです。

かなり気に入っているシャツなので、2020AW(秋冬)では、ちょっと変形させてコラボさせていただこうかなと思っています。
今、サンプルを作っているところです。

レインメーカー「ドウギパンツ」

次はレインメーカーのドウギパンツを紹介します。

こんな感じのストライプのワイドパンツです。細めのパンツだとコーディネートが簡単でヘビロテしやすいのですが、太いパンツとそうはいきません。どこか野暮ったく見えてしまい、着こなしが難しいものです。

しかしこちらのレインメーカーのドウギパンツは、落ち感のある素材を使っていてトロンとしているため、太いパンツにありがちな重さがなく、ストンと落ちてくれてきれいなシルエットになっています。

レインメーカーは京都発のブランドで、和のブランド。このパンツは名前の通り、柔道の「道着」をモチーフにしているパンツです。
写真でもわかると思うのですが、もうめちゃめちゃ太いです。裾までドカンと太いシルエットになっています。

裾に向かってだんだんと細くなっていく、テーパードシルエットのパンツだと使いやすいものが多いのですが、ドウギパンツのように裾までドカンと太いシルエットで使いやすいものはかなり珍しいです。

おまけにこのパンツ、太いため、肌に生地がくっつかず、通気性も良くて快適です。

昔のドウギパンツはウエスト部分の紐が引っ張りにくくて、使いにくいものもあったのですが、最近のものはとても使いやすいです。

このドウギパンツは夏に最適な、色味がネイビーかつストライプ柄なので、見た目にも涼しさがとてもあるので、夏に特に履きたいパンツです。

もう販売が終わっちゃっているので、紹介するのもなんなのですが、僕が運営している「MBLR」というショップで、ドウギパンツの別注も作らせていただいたのですが、それもとてもお気に入りです。

そのドウギパンツはこちら。黒のドウギパンツです。

MBLRの別注シリーズは、そのブランドの入門アイテムを作ることをコンセプトにしているので、価格を抑えめでやらせていただきました。

だいたい200本ほど売れたので、これを機にレインメーカーのことを好きになってくれる人が少しでも増えたらうれしいです。

他ブランドの別注アイテムも続々進行中なので、楽しみに待っていただけたらな、と思います。

メゾンミハラヤスヒロ スニーカー

次にこちらのメゾンミハラヤスヒロのスニーカーを紹介したいと思います。

どうでしょうか、どこか見たことのあるデザインのスニーカーだと思います。こうして、どこかで見たことのあるスニーカーを解体して再構築しているのが、ミハラヤスヒロのスニーカーです。

このボコボコしたソールがすごく好きなのですが、粘土で型を起こしたものをレーザーでスキャニングして作っているそうです。

ミハラヤスヒロでこの作りなら7~8万円くらいはしそうなところですが、意外と安くて3万円付近で買えるのも、とてもうれしいところ。

別に安くはないのですが、ミハラヤスヒロでこの作りならもうちょっとするかなって思うところなのですが、意外と3万円程度で買えます。

ミハラヤスヒロの方に話を聞くと、超売れているみたいです。
どちらかというとミハラヤスヒロと言えば、スニーカーと言うよりも革靴のイメージが強い人も多いと思うのですが、今はスニーカーがとても売れているみたいです。

こちらのスニーカーも半分見たことあるようなスニーカーだと思うのですが、もう半分は解体されていてサンダルのようになっています。

こんな感じで、おもしろいスニーカーがたくさん販売されているので、メゾンミハラヤスヒロをあんまり見たことないという人も、スニーカーだけでも見てみてください。

なお、原宿でスニーカーに特化したコンセプトショップも始まるそうです。

先ほど紹介したドウギパンツや僕のブランド「RePlay」の黒のワイドハーフパンツなどと合わせて着用したいなと思っています。

ファクトタム グルカサンダル

次はシューズつながりで、ファクトタムのグルカサンダルを紹介します。

昨年僕がやっている古着屋「MBLR」でピック作業をしていたところ、白のグルカサンダルのデッドストックを見つけて大量に仕入れたのですが、販売したところ瞬殺してしまい、自分の分がなくなって、ちょっと悔やんでいたのです。

そんなこんなでずっと心残りだったのですが、今回ファクトタムで白のグルカサンダルが販売されていたので、即決で購入しました。

古着と比べると4~5倍する値段なので、ちょっと高めなのですが、かなりお気に入りなので、早く履ける季節になってほしいなと思っています。

デッドストックとは、売れ残り品で、長期間倉庫に眠っていた商品のことを指します。なので、古着ではあるのですが、新品というわけです。

こちらはRePlayの白のストライプシャツコートと合わせたいと思っています。

見ての通り、かなり細身のグルカサンダルで、テープ部分がシルバーなのもおもしろいポイントです。

あと何と言っても、ミッドソール部分が木になっていて、履き心地もかなりいいです。サンダルって、見た目はいいけど、機能性に欠ける商品が多いのですが、ファクトタムのグルカサンダルは機能性も良くて、ヘビロテしやすい商品になっているので、とてもおすすめです。

ソーイ トートバッグ

次はソーイのバッグを紹介したいと思います。キャンバスのトートバッグです。

カート・コバーンの残した言葉や歌詞などをプリントしたキャンバスのトートバッグ。
…ということで合っているか自信はないのですが、単純にデザインが気に入って購入したバッグです。

キャンバストートバッグって良品を見つけるのがすごく難しいアイテムなので、もし気に入ったものを見つけたら、即決で購入するのがおすすめ。

このような派手なバッグをひとつ持っておくと、ほかのコーディネートをシンプルにしてしまえば合わせやすいですし、「派手なバッグを持ってない」という人はひとつ持っておくといいでしょう。

同じキャンバストートバッグでシンプルなタイプもあるので、そちらもおすすめです。

今期はあんまりバッグを買っていないので、追加で1個ぐらい買おうかなと思っています。
ジルサンダーで欲しいバッグがあるので、それを狙っているのですが、ディオール&リモワのバッグがいまだにちょっと欲しいなと思っているので、そちらも購入を検討中です。

レインメーカー オールウェザーコート

次はレインメーカーのステンカラーコートを紹介します。

「オールウェザーコート」という商品名なのですが、超高密度のポリエステルタフタ素材を使用した、軽やかなスプリングコートになります。
膝下まで来る着丈の春用のステンカラーコートです。

ステンカラーコートとは、シャツ襟のように、襟を折り返したようなデザインのコートのことです。顔周りに襟が来るため小顔に見えやすく、合わせやすい非常におすすめのコートです。

ステンカラーコートは仕事着に見えやすいのが難点ですが、このコートのように色味やデザインをきかせていたりすると、全く仕事着には見えないものなので、選ぶ際に気をつけてみてください。

このコートは何と言っても、パッカリングを強めてカジュアルダウンしているのが特徴のコートです。

「パッカリング」とは、縫製の際にできる縫い縮みのこと。パッカリングがない方がきれいなため、通常あまり好まれるものではありませんが、今回は敢えてつけているのがおもしろいポイントです。

パッカリングは、写真でもはっきりわかると思いますが、肩の部分やサイドの脇の下の部分がパッカリングになって、シワシワになっているかと思います。

こちらのコートは膝下丈の、ツヤのあるステンカラーコートなので、デザイン、シルエット、素材どれをとってもドレスライクでキメキメになりがちなコートなのですが、パッカリングをつけてシワ感を出すことで、カジュアルダウンして着やすくしているのがこのコートのいいところです。

着用すると、袖の部分が正面に来るようになっていて、横から見ると、サイドのパッカリング部分が目立つようになっていて、後ろから見ると、バックの真ん中のセンターライン部分のパッカリングが目立つようになっています。
つまり、どの角度から見た時でもパッカリングが目立つようにピンポイントで狙ってやっているのもおもしろいところです。

一見すると普通のステンカラーコートに見えるかもしれませんが、パッカリングがデザインになっているので、他とは違うコートになっていますし、仕事着にも見えない万能なステンカラーコートです。

ソーイ ペインターコート

次に紹介するのはソーイのペインターコートです。

ペインターの着ているオールインワンを解体・再構築し、オーバーサイズで仕上げたペンキがついているコート。

バックポケットや、前から見た際の(見えないかもしれないのですが)ループなど、ペインターのディテールを残したまま、コートになっています。

かなり張り感のあるコットン素材なのですが、製品染めをしたり洗いをかけたりハンドペイントなどをしたりして、かなりリアルな表情を出しているのがこのコートのすごいところです。

このコート、めちゃめちゃ気に入っているのですが、ペンキがガッツリついているし、白いコートなので、どこに着て行けばいいのか全くわからないコートです。

白のロングコートっていうだけで、街中で着ている人ってほとんどいないと思うのですが、そこにペンキが後ろまでガッツリ入っているので、着ていく場所が本当にないです。

今季のソーイはペンキデザインの商品が多く、僕はペンキ加工がすごく好きなので、今季のコレクションがめちゃめちゃ好きだったのですが、全部どこに着て行けばいいかわからない商品でした。

ナンバー ドッキングトレンチコート

次はナンバーのドッキングトレンチコート。

トレンチコートにトラックジャケットをドッキングしたデザインのコートです。2枚のアイテムではなく、くっついて1枚になっています。

トレンチコートって、カッチリしすぎていて着こなしが難しいコートの代表格ですが、ナンバーのこのトレンチコートは、中にトラックジャケットを着ているようなデザインになっていて、カジュアルダウンされているので、とても着こなしやすいです。

襟位置が高いものをインナーに着用すると小顔に見えて、ロングコートがとても着こなしやすくなるので、このコートは羽織るだけでサマになる、簡単なトレンチコートなのです。

トレンチコートのインナーにトラックジャケットやジャージを入れる着こなしは、海外スナップでも多く見られるのですが、その着こなしがひとつのアイテムでできてしまう、そんなコートになります。

レインメーカー ノーカラーダブルジャケット

次にこちら、レインメーカーのノーカラーダブルジャケット。

こちらのジャケットもとてもわかりやすい作りです。
ダブルブレストのジャケットって、どうしてもカッチリしがちですが、このジャケットは襟をノーカラー、つまり省略してカジュアルダウンして着こなしやすいようにしています。

おまけに素材も、通常のウール素材ではなくジャージ素材を使っていて、ちょっともっちりとした肉感のある素材で、こちらでもカジュアルダウンしています。

そのため、ダブルのジャケットながら、とても着こなしやすい商品になっています。

ナンバー ダブルジャケット

次もダブルのジャケット。ナンバーのダブルジャケットです。

ビッグシルエットのダブルジャケットなのですが、おもしろいディテールがてんこ盛りのジャケット。

例えばポケットを斜めに配置して手が入れやすい仕様になっていたり、深めにスリットを入れていたり、ボタンもスナップボタンになっていたりと、通常のジャケットには使われないディテールが多めです。

ダブルのジャケットはラペルも太いため、カッチリしすぎていて使いにくくなりがちなところを、ディテールやゆるめのシルエットでカジュアルダウンして使いやすいようにしているのが、こちらのナンバーのダブルジャケットになります。

ネイビーとベージュの2色展開で黒がなかったため、MBLRで黒を別注で作っているところです。

黒のダブルジャケットで、ボタン部分は白のボタンにして作るつもりです。

ソーイ ブルゾン

次はソーイのブルゾンを紹介します。これが今季一番お気に入りのアウターです。

ここ最近ずっとロング丈のアウターばっかり買って着ていたので、逆に短丈のアウターが欲しくなっていたのですが、短丈アウターで気に入るものって本当になくて、そんな時に見つけたのがこちらのブルゾンです。

着用したらこんな感じです。

この裾リブ部分をきつくして、身幅自体もゆとりをもたせないことで、開けて着用した際に、裾が外に引っ張られてふんわりと広がっていくようなシルエットになるのがおもしろいところです。

また、袖は長めに設計されているので、短丈であってもちゃんとビッグシルエットになっているのもおもしろいポイント。

黒のブルゾンだと地味になりがちなのですが、刺繍で文字を入れて装飾性を出していますし、色数を増やしすぎないように、ボタンの部分の色と刺繍の色を合わせて色数を増やさないようにしていたりと、使いやすさも抜群です。

この襟のボタンもきれいに折り返されていて、ちゃんと見えるようになっています。そのため、襟のボタン、刺繍、裾のボタンと、色の配置もすごくきれいになっています。

ユハ チェスターコート

次にユハのチェスターコートを紹介します。

こちらのコート、一見すると普通のチェスターコートに見えるのですが、ゴージラインを極端に低い位置にしています。
また、ポケットを極端に大きいものして、おまけにポケットを出っ張らせて主張を強くして、カジュアルダウンしているコートです。

もともとビッグシルエットのコートなのですが、そのあたりのデザインも相まって、かなりゆるいコートに見えます。

このように、普通のチェスターコートであっても、ポケットやゴージラインの位置を変えるだけで印象が変わる、そんなことがよくわかるおもしろいコートです。

他にも色々あります!

あとはユハのレースのシャツだったり、ソーイの切り替えのロンTだったり、まだまだまだ色々あります。事務所にもいろんな購入品もありますし、まだ届いてないものも結構あるので、そのあたりは手に入り次第、あらためて紹介したいと思います。

お読みいただありがとうございました。
バイバイッ‼

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今回紹介したアイテムはこちら!

ナンバー ストライプシャツ

レインメーカー ドウギパンツ

ミハラヤスヒロ スニーカー

ファクトタム グルカサンダル

https://factotum.jp/01110139.html

ソーイ キャンバストートバッグ

https://soe-online.jp/products/detail/1036

レインメーカー オールウェザーコート

https://rainmaker-kyoto.shop-pro.jp/?pid=148037157

ソーイ ペインターコート

https://soe-online.jp/products/detail/946

ナンバー ドッキングトレンチコート

レインメーカー ノーカラージャケット

https://rainmaker-kyoto.shop-pro.jp/?pid=147990509

ナンバー ダブルジャケット

ソーイ ブルゾン

https://soe-online.jp/products/detail/958

ユハ チェスターコート

https://zozo.jp/shop/juha/goods/47469358/?did=77762256

この記事を監修した人

プロフィール

株式会社RePLAY代表取締役。ブランドやセレクトショップ、古着、ウェブメディアなどアパレルに関する多彩な事業を運営。YouTube「まとめチャンネル」やブログ、Twitterでは、おしゃれ初心者にもわかりやすいファッション情報を配信中!