夏コーデでもジーンズを履こう!暑苦しくならない着こなし例とテクニックを紹介!

今回はメンズファッションの定番アイテム、ジーンズについて選び方から着こなしまで解説していきます。

日本はアメカジの影響が強く、本当に誰でも一本は持っているんじゃないかというアイテムですが、どうしてもカジュアルなもの同士で合わせがちで、実はオシャレに着こなせている人はあんまりいません。

また、がっしりしたタフな生地感が特徴的で、これからの時期には暑いし蒸れるし履きづらいという人も多いんじゃないでしょうか。

こういった問題は、実はちょっとしたテクニックや着こなしで解決できるんです。

この記事では、夏でもジーンズをオシャレに着こなす方法をお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。

 

夏にオススメのジーンズを使ったコーディネート

白ビッグT+黒スキニー

Tシャツ、スキニージーンズ:ユニクロ サンダル:MB

オーバーサイズの白Tシャツと黒いスキニージーンズを合わせたコーディネート。

カジュアルなアイテムが多めですが、モノトーンで統一したこととシルエットを綺麗なYラインにしたことで大人っぽい雰囲気にしています。

Yラインシルエットとは上半身のボリュームが大きく、下半身のボリュームが小さい、アルファベットの「Y」のようなシルエットのことです。

このシルエットに全身を整えることでスタイルがよく見える効果があります。

今回使っているアイテム自体のシルエットもトップスはオーバーサイズ、パンツがスキニーシルエットにしているんですが、膨張色と収縮色を使うことでよりメリハリを強調しています。

白や明るい色は膨張色、黒や暗い色は収縮色といって実際のシルエットより大きく見えたり小さく見えたりする色です。

これを活用することでシルエットのメリハリを強調したり、中途半端なシルエットを整えたりすることができるので、意識するとシルエットが整えやすくなるでしょう。

オーバーサイズの白Tシャツはカジュアルな印象が強いですが、ツヤのある素材感のおかげで少し大人っぽい雰囲気があります。

カジュアルなアイテムでも素材感や色、デザインで大人っぽい印象のものを選べばカジュアルになりがちな夏コーデでもまとまりやすいです。

また、オーバーサイズのアイテムを選ぶ時は全体的にダボダボのものより、どこかが締まっているものを選ぶと着こなしやすくなります。

例えばこのTシャツだと、肩幅、身幅、着丈、袖丈はかなり大きく作られていますが、襟元が詰まり気味になっているため、ただ大きい服を着ているのではなくオーバーサイズにデザインされたアイテムであることが分かって、着せられているような印象にはなりません。

これで襟元まで緩く作られていると途端にだらしない印象になってしまうので注意しましょう。

黒スキニーは裾を切りっぱなしのフレイドヘムにすることでさりげない装飾性を加えつつ、くるぶしを見せて夏らしい爽やかさを出しました。

ジーンズのデザインでカジュアルな印象もありますが細身のシルエットですし、色も真っ黒でデニムのラフな素材感が見えなくなっているのでキレイめな印象のアイテムです。

レザーシューズなどと合わせてドレス感を足してもいいですが、今回は夏コーデということでサンダルで合わせています。

パンツと同じ色でまとめて脚長効果を狙うとともに、光沢の強いエナメル素材で素材感に変化をつけて、シンプルなコーディネートにアクセントをつけました。

 

ストライプシャツ+インディゴスキニー

ストライプシャツ、スキニージーンズ:ユニクロ スニーカー:アディダス

ストライプシャツに濃いインディゴデニムを合わせました。全体をブルー系の色味で統一して夏らしい爽やかさを演出しています。

ストライプシャツは柄が入っていて無地よりもカジュアルになっていますが、ビジネススタイルにもよく使われる柄なのでフォーマルなイメージも強いです。

カジュアルなアイテムであるジーンズともバランスが取りやすいですし、シンプルな着こなしでも地味になりません。

シャツのシルエットがややゆったりとしているので、細身のスキニーパンツと合わせてYラインシルエットに整えました。

さらに、シャツの袖をロールアップして、3首にあたる手首を出すことですっきりした印象にすることができます。

シャツの一番上のボタンを開けて首元も見せることでより涼しげな雰囲気になっているでしょう。

ロールアップやボタンの開け閉めはかなり細かいポイントで見落としがちです。どちらが正解というわけではありませんが、オシャレな人は必ず意識しているのでぜひ気をつけてみてください。

パンツはワンウォッシュで少しだけ色落ちしているスキニーデニムを合わせることで、やりすぎにならない程度にカジュアル感を足しています。

デニムのラフな素材感がありますが、細身で色も濃いめのネイビーなので少し大人っぽい要素もあるアイテムです。

トップスに柄があるので、もっと激しく色落ちしていたり、ダメージ加工がしてあるものだったり、ゆるいシルエットだったりするとカジュアルすぎて着こなしが難しくなってしまいます。

色数を増やすとカジュアルな印象が強くなるので、足元は白スニーカーで合わせてシャツの色を拾っています。

柄のアイテムを使う時はその柄に使われている色を他のアイテムで合わせるようにすると色数が増えないまま地味な印象を払拭することができるのでオススメです。

ここでもカジュアルになりすぎないように、スニーカーですがレザー素材でボリューム感の少ない革靴ライクなものを選びました。

こんな感じでカジュアルなアイテムだけど大人っぽい要素が入っているものをうまく使うと、コーディネートのバランスがとりやすく、着こなしが楽になります。

 

白シャツ+ダメージジーンズ

白シャツ:Re: ジーンズ:ユニクロ サンダル:MB

薄いブルーでダメージの入ったジーパンに白シャツを合わせたコーディネートです。

白シャツはスーツスタイルでも使われるフォーマルなアイテムなので、ダメージジーンズと合わせても大人っぽいバランスにまとまります。

モノトーンで合わせてもオシャレですが、夏らしく爽やかな色味にしてみました。

デニムは細身のテーパードシルエットのものを選び、シャツの袖をロールアップすることでYラインシルエットを作っています。

Yラインは上半身のボリュームが大きく、下半身のボリュームが小さいシルエットです。

白シャツはブロード生地でツヤがありフォーマルな雰囲気ですが、オーバーサイズで少しカジュアルな印象もあるものを選んでいます。

こうすることで、スーツ用のワイシャツをそのまま使っているようには見えません。

このシャツも先程のオーバーサイズのTシャツと同じように全体的に大きいサイズ感になっていますが、襟元はそれほど大きく作られていないので着こなしやすくなっています。

普通に大きいシャツでも袖をロールアップして、袖丈の余りが出ないようにするとオーバーサイズ感が抑えられるので試してみてください。

このコーデで合わせているジーンズは、強めにダメージが入っているものでかなりカジュアルな雰囲気ものをチョイス。

色落ちの強いものはデニム特有のアタリが出て素材感が見えやすくなるので、少し装飾性を出すことができます。

シンプルな白シャツと合わせるならこのくらいラフなジーンズでもいいでしょう。

色味が爽やかでいいのですが、白と薄いブルーだけだとボヤッとした印象になってしまうので、黒のサンダルで全体の印象を引き締めました。

簡素なサンダルの作りでカジュアルなんですが、色は黒で素材はレザー、形も細身でかっちりしてるのでカジュアルになりがちな夏にはぴったりのアイテムです。

ここまで、ブラック、ネイビー、ライトブルーのジーンズでコーディネートを紹介しましたが、同じデニム生地のジーンズでも色が変わるだけで印象が全然違って見えるでしょう。

 

黒Tシャツ+薄色テーパードデニム

Tシャツ、ジーンズ:ユニクロ オペラスリッポン:Re:

先程のコーディネートのトップスをシャツからTシャツに変えたコーディネートです。

トップスがTシャツになってカジュアル感が増した分、ジャストサイズのものをチョイス、色は黒にして全体の印象を引き締めました。

生地感は滑らかでツヤがあるので、子供っぽさもありません。

とはいえ、やはりシャツと比べればまだまだカジュアルなアイテムなので、足元はより革靴に近いオペラスリッポンに変更しています。

サンダルと比べると革靴に近い形ですし、素材がエナメルになっていてツヤ感がわかりやすく、大人っぽい雰囲気になっているでしょう。

半袖Tシャツの袖をロールアップすることでよりコンパクトな印象を与えています。

細身のジーンズを合わせてIラインシルエットに整えました。

Iラインシルエットは上下とも細身のシルエットでしたが、そこまでピタピタのアイテムを使わなくても、細身な印象を与えることでシルエットを整えることができます。

半袖は手首がむき出しになって寂しいので、アクセサリーをつけるようにするとコーディネートがサマになります。

アクセサリーを持っていない、つけるのに抵抗があるという方は腕時計がオススメです。

時間を見るという機能性のおかげで嘘臭くならないので、違和感なく装飾性を取り入れることができます。

割とこういう淡い色のジーンズってお持ちの方が多いと思うんですが、カラフルなプリントTシャツとかパーカーとかチェックシャツとかと合わせるんじゃなくて、シンプルで大人っぽいアイテムを使えば簡単にオシャレになるので試してみてください。

 

デニム=ジーパン?

皆さん、画像のようなパンツのことをなんと呼びますか?

ジーパン、ジーンズ、デニムなどいくつかの答えがあるかと思います。

ジーパンという呼び方は綾織物を表すジーン(jean)からジーン・パンツでジーパンとなった説や、米軍(G.I.)が着用していたパンツだからGパンと呼ばれるようになったという説などがあります。

どちらも日本に入ってくるときについた呼び名で、外国では通じないので注意です。

ジーンズという呼び方は英語で履くものには複数形のsをつける習慣から、ジーンの履物でジーンズ(jeans)と呼ばれました。

同じような名前にソックス(socks)やシューズ(shoes)などがありますね。

では、デニムという呼び方はどうでしょうか。

デニムとは本来生地の種類のことで、縦糸を色糸、横糸を白糸にした綾織物のことを指します。

巷で良くみられるデニムは縦糸をインディゴという藍色の染料で染めたものが多いです。

ジーンズはアメリカのゴールドラッシュの時代に鉱山労働者のために作られた作業着で、耐久性の高い生地としてデニムで作られていました。

素材の名前からデニムパンツと呼ばれることも多く、省略されてデニムと呼ばれるようになったと考えられます。

なので、ジーンズといえば大体デニムパンツのことを言いますが、デニムといった場合はデニムパンツなのか、デニム生地そのものなのかを文脈によって読み取らないといけないわけです。

このようにアパレル用語や商品名は曖昧なものが多いですが、ざっくりとでも意味を知っておくと買い物をするときに役立ちます。

ジーンズの特徴的なデザイン

ジーパンはもともと鉱山労働者のための作業着だったので、タフで機能的なデザインが多く見られます。

ここでは、代表的なジーパンのデザインについて解説していきます。

 

5ポケット

ジーンズの定義として一番わかりやすいのがこの5ポケットのデザインです。

フロント左右のポケットとその内側にあるコインポケット、左右のバックポケットで合わせて5つのポケットが備わっています。

ちなみに、コインポケットはもともと懐中時計を入れるためのウォッチポケットと呼ばれていましたが、腕時計の普及に伴い廃れていき、現在の呼び名になったそうです。

しかし、このコインポケット、実際にはコインを2、3枚入れるのが限界で、デザインとしての意味が強くなっています。

実は5ポケのデザインであればデニムでなくてもジーンズと呼ばれるため、デニムパンツを探しているときは素材をしっかり確認しましょう。

 

リベット

リベットとはポケットの端など力がかかる部分を補強するための鋲のことです。

生地自体は丈夫で破れないのですが、縫い目の糸は強度を高めるのに限界があったので、金具で補強したものになります。

銅色のものが一般的ですが、よりミニマルに大人っぽく見せるなら生地の色に合わせて目立たなくしたものや、リベット自体を無くしたデザインのものもオススメです。

ファッション用途で着用するのであれば、リベットがなくても強度的に全く問題はありません。

 

セルビッチ

セルビッチとはヴィンテージのデニム生地に見られる仕様で、生地の段階で端にほつれ止めがしてあるものです。

赤いステッチが入っているので通称「赤耳」とも呼ばれます。

もともとは生産効率化のために、製品を縫い上げる段階で生地の端を処理しなくてもいいように付けられたものでしたが、技術の進歩で必要性がなくなり、廃れていったディテールです。

現在ではヴィンテージジーンズやそのレプリカで細かい部分まで拘って作られているもので見ることができます。

普通に履いていても見えない部分のデザインですが、ロールアップをしたときにチラッと見えるとコーディネートのアクセントになります。

 

チェーンステッチ

裾上げのステッチ(縫い目)がチェーンのように連なって見えるもののことで、こちらもヴィンテージデニムに良くみられるデザインです。

チェーンステッチは洗濯をするときに水に濡れるとぎゅっと縮むので、裾部分に生地がねじれたような特徴的な色落ち(アタリ)が出てきます。

一般的なパンツの裾上げはたたき仕上げという返し縫いになったものがほとんどで、このような色落ちは出てきません。

本当に微妙な違いですが、このチェーンステッチにこだわって作られているジーンズは品質も高いです。

 

夏でも履ける、ジーンズ選びのポイント

ジーパンはデニム生地でしっかりとしたものが多く、通気性があまり無いため夏に履いていると暑苦しく見えがちですが、選び方や着こなし次第で夏でもジーパンでオシャレをすることは可能です。

ここからは夏でも履けるジーパンを選ぶときのポイントについて解説していきます。

 

アンクル丈のものを選ぶ

アンクル丈とはくるぶしがギリギリ見えるくらいの裾丈のこと。

3首と呼ばれる首、手首、足首の3箇所は体の先端にあたり、視線が集まる部分なので、ここをすっきりと見せることでコーディネート全体の印象がすっきり見えます。

また、脚の中でも一番細い部分である足首が見えることで細身の印象が強くなるんです。

デニムはかなりカジュアルなアイテムなので、適当に合わせると高確率で野暮ったく子供っぽい印象になりがちですが、足首を見せてすっきりとした印象を作ることでそれが軽減されます。

また、肌が見えていることで生地の重たい印象も軽減されて暑苦しく見えません。

さらに、どすんと太いシルエットのものよりも全体が細身のものやテーパードしているものを選ぶと、よりすっきりした印象で大人っぽい雰囲気になりますよ。

テーパードとは裾に向かってだんだんと細くなっていくシルエットのことです。

スキニーよりゆとりがありますが、足首に近い裾部分が細くなっていることで全体の印象がよりすっきりして見えますし、生地がピタッと張り付かないので風通しも良くなっています。

アンクル丈との相性が良いシルエットなので覚えておくといいでしょう。

 

ライトオンスのものを選ぶ

オンス(oz)とは生地の厚みを表した単位です。本来は重さを表す単位なのですが、デニムについていうときは厚みを表します。

一般的なデニムは11〜13オンスのものが多く、おそらく皆さんがデニムと言われてイメージするのがこれです。

ワークウェアとして雑に扱っても壊れないタフさが特徴なので、かなりがっしりしていて真夏には履いていられないと言っても過言ではないでしょう。

というわけで、これからの時期に履くならライトオンスと呼ばれる、10オンス以下の薄手のものがオススメ。

生地が薄手になることで通気性が出ますし、履き心地も軽くなるので快適です。

オンラインだと生地の厚みまで分からないということもあるかと思いますが、デニムに関しては具体的なオンス数か、商品名にライトオンスとついていることがほとんどなので、探すときの参考にしてみてください。

 

明るい色のものを選ぶ

ジーパンに使われるデニムには、リジッドと呼ばれる濃紺のものから、洗いをかけたりダメージ加工をした薄い水色のものまで様々なバリエーションがあります。

リジッドデニムの方が艶があり、パリッとした生地感と濃いめの色味は大人っぽくて着こなしやすいのですが、夏に着るには重く見えることも。

そこで、明るめの水色を選ぶことで夏らしい爽やかな印象にすることができます。

破れたり、穴が空いているようなダメージ加工がされているものは着こなしのハードルが高いですが、均一に色落ちしたデザインならカジュアル感も抑えられていて着こなしやすいでしょう。

 

コットン以外の素材にする

ジーンズの多くはコットン素材で作られていますが、他の素材のものがないわけではありません。

例えばポリウレタンが混紡されたものであれば、伸縮性があり、履き心地のいいものになりますし、リネンが混紡されたものであれば、さらっとした肌触りと通気性があります。

個人的にオススメなのがリヨセル(テンセル)という合成繊維を使ったもの。

リヨセルは艶があり、落ち感もたっぷりしたドレスライクな質感が特徴なんですが、コットンのデニムと同じような独特の色落ちを再現することができますし、植物由来の合成繊維なので吸発湿性もあり、肌触りも柔らかいです。

デニムの雰囲気を残しつつ、より大人っぽく綺麗めなコーディネートをすることができるので興味がある方は探してみてください。

実はこのリヨセル、製造工程で有害な排水を出さないことや素材自体が分解されて自然に帰ることから、サスティナブルな素材として注目を集めています。

サスティナブルとは持続可能性ともいい、地球環境に配慮して資源を長期間にわたって利用していくという考え方。オーガニックコットンなどもサスティナブルな素材の一つです。

これから様々なアイテムで使われることが増えてくると思うので特徴を覚えておくと良いでしょう。

 

夏のジーンズ着こなしテクニック

ここまでは夏に履けるジーンズの選び方を解説してきましたが、既に持っているという方も多いでしょうし、せっかくなら手持ちのアイテムを有効活用したいですよね。

というわけで、ここからは手持ちのジーンズで夏らしく着こなすためのテクニックを3つ紹介していきます。

裾をロールアップする

裾丈が長い場合でも、ロールアップしてくるぶしを見せることでアンクル丈のジーンズを選ぶのとほとんど同じ効果が得られます。

デニムは生地に厚みもあり、ロールアップするとボリュームが出てしまうので少しカジュアルな雰囲気が強くなりますが、手持ちのもので試してみたいときはこの方法でもいいでしょう。

ロールアップの仕方はいくつかありますが、まずはシンプルにきれいにまくれるようになるといいでしょう。

裾上げの折り返し部分の幅で細めにキレイに畳んでいくようにするとそれほどボリュームも出ず、カジュアルすぎる印象にはなりません。

手持ちのジーンズが太いシルエットで野暮ったく見えるという時はピンロールを試してみましょう。

やり方は裾の幅をすぼめるようにヒダを作って、そのままロールアップしていくだけ。少し慣れが必要ですが、裾に向かってキュッと細くなるテーパードしたような見た目になります。

シンプルなコーディネートで少しアクセントが欲しいという時はダブルターンアップもいいかと思います。

やり方は最初に一回大きくまくって、その上からもう一度まくれば完成。

最初にまくった裾が少しだけ見えるようにすると普通のロールアップとは違った表情になりますし、通常見えなくなってしまう裾のアタリを見せることができるのもポイントです。

裾丈が短くなりすぎても寸足らずな印象になってしまうので、どのロールアップもくるぶしが少し見えるくらいの丈になるようにまくる幅や回数で調節しましょう。

今回紹介したロールアップの方法はこちらの記事でも詳しく説明しているので、参考にしてみてください。

 

裾を切ってフレイドヘムにする

ロールアップは2、3回まくるくらいがボリュームの限界で、やっても4回ぐらいでだいぶゴワゴワしてくると思うので、そのくらい長いという場合は裾上げをするのがオススメです。

とは言え裾上げには時間もお金もかかりますし、面倒くさいという方はフレイドヘムにするのもいいでしょう。

フレイドヘムとは裾を切りっぱなしにしてほつれたようなデザインのこと。

やり方は適当なところで裾を切って、糸が出てくるようにほぐすだけでいいので簡単ですし、ハサミがあれば自分ですぐに出来ます。

履いているうちに馴染んできて、どんどん糸が出てくると思いますが、そのうち落ち着きますし、糸が長すぎるようなら切ったりして違和感がないように調節しましょう。

トレンドがシンプルなものから装飾性を求めるものに移り変わってきているので、綺麗に裾上げしたものよりもアクセントがありつつ、シルエットが崩れないフレイドヘムはオススメです。

ただし、切ってしまった裾を伸ばすのはお直し屋さんでもほぼ不可能なので、短く切りすぎないようにだけ気をつけてください。

大人っぽいアイテムと合わせる

最初にも言ったようにジーンズは作業着由来のアイテムで、かなりカジュアルなアイテムです。

秋冬であれば、ニットやコートなどに合わせることが多く、意識しなくても大人っぽいコーディネートの“ハズし“として機能してくれることが多いんですが、夏はTシャツやポロシャツなどカジュアルなアイテムが多く、適当に合わせると子供っぽくやんちゃな感じになってしまいます。

“ハズし“とは、かっちりしたコーディネートをカジュアルダウンするために少し野暮ったいアイテムを入れること。

大人っぽさがオシャレには必須だと常々言っていますが、その象徴であるスーツスタイルそのままだと街着ではなく、仕事着になってしまいますよね。

そこで、ハズしとしてカジュアルなジーンズやTシャツ、スニーカーなどを合わせることでキメすぎない街着としてのオシャレができるというわけです。

欧米人ならカジュアルなアイテムだけでもスタイルの良さで大人っぽさが担保できるためサマになりやすいものですが、日本人は童顔だったり、胴長短足だったりと子供っぽい要素が多いため、洋服で大人っぽいバランスに整える必要があります。

なので、夏コーデにジーンズを合わせるときは意識的に大人っぽいアイテムを使うようにするとオシャレにまとまりやすくなるでしょう。

 

夏でもジーパンを履こう!

ジーパンは日常着の定番で身近なものですが、カジュアルになりがちな夏にオシャレに着こなすのはなかなか難しいです。

この記事で紹介したテクニックや着こなしで、ぜひ夏コーデにジーパンを取り入れてみてください。

ということで今回は、夏でもジーパンでおしゃれになる方法を紹介しました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を監修した人

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株式会社RePLAY代表取締役。ブランドやセレクトショップ、古着、ウェブメディアなどアパレルに関する多彩な事業を運営。YouTube「まとめチャンネル」やブログ、Twitterでは、おしゃれ初心者にもわかりやすいファッション情報を配信中!