キャップを使った夏コーデでマンネリを打開!キャップの選び方も紹介!

夏はTシャツやショートパンツといったシンプルな服装になることが多く、使えるアイテム数もそれほど多く無いのでだんだんと飽きてきてしまいますよね。

さらに、アイテム数が減ってくると、小物の重要度は相対的に高くなります。

そんな小物の中でも顔まわりにあり、特に目立ちやすい「帽子」はコーディネートの印象をガラっと変化させることが出来るアイテムです。

今回は帽子の中でも季節的に違和感がなく、夏に着用しやすい“キャップ“について紹介していきます。

キャップのコーディネートで重要なのはかっちりしたコーディネートに“ハズし”として使うことです。

記事の中でハズしとは?という点やキャップの着こなし方、選び方などについて詳しく解説しています。

帽子に苦手意識のある方も多いかと思いますが、この記事を読めばキャップの使い方が分かって、サマになるコーディネートが組めるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

 

キャップを使ったメンズ夏コーデ

白シャツ+ワイドスラックス

キャップ:ニューエラ 白シャツ:Re: ワイドパンツ:ユニクロ スニーカー:アディダス

キャップはボディがブラックでロゴが白のモノトーンのものを選びました。

形はベースボールキャップですが一般的なものより少し浅めになっていますし、ロゴもワンポイントで派手すぎないのでこのくらいなら着こなしやすいです。

前髪は出しても出さなくてもどっちでも大丈夫。

男らしい、大人っぽい雰囲気を出したい時は前髪を出さないで、ジェンダーレスな柔らかい雰囲気を出したい時は前髪を出すといいでしょう。

前髪を上げている状態だと、おでこまで含めた顔全体が出て面長に見えるため大人っぽい印象になり、逆に前髪を下ろしている状態だと、顔の見える面積が減り丸顔に見えるため、幼い印象になります。

コーディネートは白シャツとスラックスでかなりかっちりした組み合わせですが、シルエットとキャップ、スニーカーでカジュアルダウンしています。

こんな感じでドレスライクなコーディネートの“ハズし“としてキャップを使うのが一番簡単です。

街着としてのコーディネートはバランスを撮ることが必要不可欠。

大人っぽいかっちりしたスーツスタイルはビジネス・パーティー用の着こなしですし、着心地の良いカジュアルなスウェットの上下は部屋着です。

どちらかに偏っていると街着ではなくなってしまうので、オシャレに見せるためにはこの両者の間でバランスを取らなくてはいけません。

その中でも、日本人は欧米人に比べて童顔だったり、スタイルに恵まれなかったりと子供っぽく見えやすいため、大人っぽいバランスにするのがオシャレに見せるための最短ルートになります。

なので、ちょっとかっちりしすぎかなという時にキャップやスニーカーを加えると、街着として程よいバランスになってオシャレなコーディネートができるというわけです。

小物でカジュアルなものを盛り込んでいますが、モノトーンでまとめているのでごちゃごちゃした印象にもなりませんし、子供っぽくも見えません。

白シャツはオーバーサイズの作りですが、ツヤのあるブロード生地だったり、各所にステッチが見えない作りだったりでかっちりした雰囲気があります。

パンツもゆるいシルエットですが、きれいめなスラックスの作りになっているので大人っぽさが担保されてるでしょう。

シルエットが上下ゆるゆるで基本のAIYシルエットからは外れているんですが、顔まわりにキャップという小物があることで小顔効果があり、スタイルをよく見せてくれているので成立しやすくなっています。

A、I、Yラインシルエットとはコーディネート全体の形を表したもので、スタイルを整えてキレイに見せられるテンプレートのようなもの。

基本的にはこの3つのいずれかにシルエットを整えるのが簡単にオシャレに見えやすいのですが、シルエットが外れていたとしても着こなしやテクニックを使ってスタイルをよく見せて、オシャレをすることは可能です。

他にも白シャツの袖をロールアップすることで、手首を見せて全体の印象をすっきりとさせて、ゆるゆるシルエットの野暮ったさを打ち消しました。

手首は首、足首と合わせて3首と呼ばれる人の視線が集まる部分です。

体の中でも最も細い部分でもあるので、袖をまくって手首を露出すると全体のイメージも細く、すっきりしたものになります。

この部分を変えるだけで全体の印象が大きく左右されるので、コーディネートによって袖を捲ったり下ろしたりして、試す癖をつけるとオシャレに一歩近づくでしょう。

黒Tシャツ+テーパードスラックス

キャップ:ニューエラ Tシャツ、スラックス:ユニクロ オペラスリッポン:Re:

オールブラックで合わせたコーディネートに、先程と同じキャップで後ろかぶりにしてみました。普通の被り方と変えて着崩しているので、よりカジュアルな雰囲気が強くなります。

後ろ被りをする際も前髪は出しても入れてもいいんですが、アジャスターの上の窓から分け目が見えないように注意しましょう。隙間から分け目の地肌が見えているとがおでこが広く見えてしまいます。

全体のシルエットはYラインシルエットに整えました。

Yラインシルエットとは上半身のボリュームを大きく、下半身のボリュームを小さくしたシルエット。

先程も軽く触れましたが、コーディネート全体のシルエットをAIYラインのいずれかに整えることで、スタイルをよく見せることができます。

今回はトップスをオーバーサイズのTシャツに、パンツを細身のテーパードスラックスで合わせてYラインシルエットを作りました。

また、目立つ顔まわりにキャップという小物があることで上半身に視線がいきやすくなり、よりシルエットのメリハリが強調されてスタイルが整って見えるんです。

オーバーサイズのTシャツはかなりカジュアルなアイテムですが、色はブラックで、素材もツヤのあるキレイなものを選んでいるので少しキレイめな印象もあります。

パンツにフォーマル感のあるテーパードスラックスを合わせているので、夏場なら周りとの差別化で十分に大人っぽさが確保されていると言えるでしょう。

パンツはアンクル丈のものを選ぶことで下半身の印象をすっきりさせて、シルエットのメリハリを強めています。

ここでパンツの裾にクッションがついてしまうと、途端に下半身のシルエットが崩れて中途半端に見えてしまうので注意が必要です。

シューズはオペラスリッポンをチョイス。

足首が見えることで夏らしさがありつつ、レザーの質感と細身のシルエットで革靴のような雰囲気もあるので、カジュアルになりがちな夏コーデにぴったりのアイテムになっています。

細身のシューズを合わせることで下半身のシルエットを崩さないようにしているのもポイントです。

靴は体の一番先端にあるアイテムで帽子と同じくらい目立つので、ここでボリュームのある靴を合わせると、コーディネート全体の印象がかなりカジュアルに寄ってしまいます。

このようにコーディネート自体はカジュアルなアイテムが多めなんですが、全体を黒で統一したり、大人っぽい素材を選んだり、シルエットをキレイに整えることで大人っぽさを担保しました。

ブラックワントーンのコーディネートは素材感も見えづらくのっぺりした印象になりがちなので、小物でアクセントをつけるのも大切です。

キャップだけでもアクセントにはなるんですが、今回のコーデは半袖で手首が露出していて少し寂しい印象になっているので、腕時計やバングルなどのアクセサリーもつけた方がいいでしょう。

最近のトレンドはシンプルな服装のノームコアから装飾性を良しとするものに少しずつ移り変わってきています。

前のコーデでも言ったように手首は全体の印象を左右するポイントなので、ごくシンプルなものでいいので何かつけるようにするとトレンド感が出て、オシャレ度がグッと上がります。

アクセサリーに抵抗がある人は、腕時計をつけるようにしてみてください。

着飾るだけで機能的な必要性のないアクセサリーと違い、時間を見るという機能性のおかげで嘘臭くなりにくいので、安いものでもいいのでつけておくといいでしょう。

 

セットアップ+白Tシャツ

キャップ:Etudes ジャケット:MB Tシャツ、ワイドパンツ:ユニクロ スニーカー:アディダス

セットアップ風の上下に白Tシャツを合わせて白いキャップを被ったコーディネート。

晩夏の少し涼しくなってきた時期にはこんな着こなしもいいんじゃないでしょうか。

こちらも先ほどまでと同じようにかっちりしたセットアップをキャップで外すという考え方になります。

キャップは白いボディに黒の刺繍ロゴが小さく入ったデザインで派手さはなく、上品な印象です。ベースボールキャップの形ですがやんちゃな雰囲気はほとんどありません。

白キャップは顔まわりで目立ちやすい上に、髪の毛との色の差が大きくなるので浮いているように見えがちです。

キャップだけ浮いてるなと感じた時は、他にも1、2点白いアイテムを散らすように取り入れると、視線が分散して違和感を感じさせにくくなります。

また、顔まわりや足先といった目立つ部分に白のキャップや白のスニーカーを持ってくることで、全体には黒の面積が多くても重くなりすぎない印象にしました。

ジャケットは裏地の無い軽いものになっているので、見た目ほど暑くはありません。

とはいえ真夏に着用するのは難しいので、少しずつ涼しくなってくる9月頃かエアコンが効きすぎて寒い屋内で活用するのがいいでしょう。

実はパンツはジャケットとセットのものではないんですが、黒で合わせれば素材感の違いも目立ちにくく、セットアップのように見せることができるので試してみてください。

実際にセットアップでなくても、セットアップ風でいいので1セット持っておくと、インナーを変えればコーディネートが完成して、時間がない時などでも簡単に決められるようになるのでオススメです。

キャップを合わせればでのっぺりした印象にもならず、かっちりしすぎないバランスになるので、セットで覚えておくと便利でしょう。

こういった大胆なバランスの取り方は海外スナップなどでもよく見かける着こなしで、オシャレに見えやすいのでチャレンジしてみてください。

 

夏コーデにオススメのキャップの種類

キャップと一言に行っても様々な種類のものがあります。

ここでは代表的なベースボールキャップ、ジェットキャップ、ワークキャップについてざっくりとどういったアイテムなのかを紹介していきます。

 

ベースボールキャップ(ローキャップ)

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三角の布を継ぎ合わせて頭の部分の丸いシルエットを作ったもので、てっぺんが丸いボタンで止めてあるデザインが特徴的なキャップです。

この三角の布のことを“ハギ”といい、一般的には6枚ハギのものが多くみられますが、5枚ハギ、8枚ハギというものもあって、ハギの枚数が多くなるほどフィット感が上がります。

ベースボールキャップはもともとは野球選手が太陽の光から目を守りつつ、邪魔にならないように前だけツバをつけたのが始まりとされています。

頭の部分が深くなっていて、ボリュームのあるデザインのものが多いですが、そういったものはきちんと被ると目深すぎて怪しい雰囲気になりますし、浅く被ると今度は頭の上に乗っかって、浮いているような印象になってしまうので注意が必要。

ローキャップと呼ばれる頭の部分が浅めのものを選ぶとシルエットもすっきりしますし、被りやすいのでオススメです。

また、つばの裏に柄や刺繍が入っているものもよく見ますが、かなりカジュアルな印象で着こなしが難しくなるので避けた方が無難でしょう。

 

ジェットキャップ

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ベースボールキャップは三角のハギを放射状に縫い合わせた作りになっていましたが、ジェットキャップはフロント1枚、サイド2枚、トップからバックにかけて2枚の計5枚ハギで構成されるキャップです。

フィット感が強く風に飛ばされにくいため、メッセンジャー(バイク便)が好んで身につけたことからこの名前になったと言われています。

被る部分が浅めでフィット感が強くすっきりしたシルエットになっているため、子供っぽくなりすぎずに被ることができるキャップです。

アウトドアブランドから出ているものが多いですが、意外とシンプルなデザインのものが多いので着こなしやすい印象。

最近ではファッションアイテムとしても人気で、様々なファッションブランドからも出ているので、気にいるものが見つかりやすいんじゃないでしょうか。

また、軽い素材のものが多く、夏でも被りやすいのも魅力の一つですね。

 

ワークキャップ

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ワークキャップは被る部分が円筒状で、前にツバがついているものを指します。パーツが少なく、作りが簡単なので作業服を作る工場で好んで生産されていたことからこう呼ばれているそうです。

デニムやキャンバスなどがっしりしたタフな素材で作られることが多いのもそのためで、ラフでカジュアルな雰囲気のものが多いのも特徴。

ただし、そういった素材のものは本気の作業員感が出てしまいがちなので、着こなしは難しくなってきます。

ロゴなどのデザインが入っているものは少ないので、キレイめな素材感のものを選ぶとコーディネートしやすいかと思います。

一昔前は着用している人をちらほら見かける定番の帽子でしたが、最近ではあまり見かけず、オシャレに着こなしやすいものも少ないので特にオススメはしません。

 

着こなしやすいキャップの色、デザイン、シルエット

キャップはスポーツやアウトドアにルーツがあり、かなりカジュアルなアイテムです。

同じ帽子でもハットはフォーマルな場で着用するために作られたものですが、キャップは被りませんよね。

帽子は顔まわりに位置して、とても目立つアイテムなので、少しの印象の違いでコーディネート全体に大きな影響が出るものです。

そのため、一歩間違えると全然しっくりこない印象になってしまいますが、逆に帽子がキマっていれば、他の部分が多少適当でもサマになったりします。

ここでは着こなしやすいキャップを選ぶ際のポイントを色、デザイン、シルエットの3つで解説していくので、キャップを探しているという方はぜひ参考にしてみてください。

 

色はモノトーンのものを選ぶ

キャップというと、明るい派手な色を使ったものが多くありますが、そういったアイテムを選んでしまうと、どうしても子供っぽい印象が強くなってしまいます。

日本人はアメカジの影響を大きく受けていて、キャップも馴染みのあるアイテムかと思いますが、そんなアメカジの影響からカジュアルな服装になりがちなので、キャップをかぶる時もどこかで大人っぽい要素があるものを選ぶとコーディネートがサマになりやすいです。

なので、キャップを選ぶ際は色味がモノトーンで構成されたものを選びましょう。

大人っぽさの象徴であるスーツスタイルは基本的にモノトーンで構成されますよね。

赤や黄色、緑などの派手な色を使うほど、スーツスタイルの大人っぽい印象から離れて子供っぽい印象になっていきます。

キャップ自体がカジュアルなアイテムなので色という要素を大人っぽいモノトーンにすることで、カジュアル感が相殺されて着こなしやすくなるというわけです。

色味があるものを選ぶ際はネイビーやベージュなど落ち着いた色味のものなら、それほど子供っぽくならずに着用することができます。

次に説明するデザインの面でより大人っぽいものを選ぶようにすると、バランスがとりやすいでしょう。

 

デザインはシンプルなものを選ぶ

キャップ自体がかなりカジュアルなアイテムなので、どこかに大人っぽい要素がある方が着こなしやすいというのは先程も説明しました。

デザインについても同じで、無地のシンプルなものだったり、ロゴなどが入っていても小さめのものだと着こなしやすくなります。

逆に大きなロゴマークが入っていたり、素材の切り替えなどがあるとよりカジュアルな雰囲気になり、着こなしのハードルが上がります。

デザインや柄の面積が大きいほど派手で子供っぽくなるというのは感覚的にもわかりやすいでしょう。

また、よくあるメッシュ素材で切り替えたキャップは通気性が良く、機能面においては優れたアイテムなんですが、素材が切り替えられることによってカジュアルな雰囲気が増しますし、スポーツのイメージが強くなりすぎるのでオシャレに着こなすのはかなり難しくなります。

https://zozo.jp/shop/cambio/goods/37794482/?did=64213003

後ろ側にフィット感を調節するためのアジャスターがついたものも多くありますが、後ろ被りをしたときにかなり目立ってくるので、気をつけてみてください。

同素材で付けられているのが一番シンプルで着こなしやすいですが、レザーや艶のあるナイロンで同色のものなどもカジュアルになりすぎず良いでしょう。

ついでに素材について軽く触れておくと、本体もキャンバスなどのがさっとした素材よりもレザーやナイロンなどツヤのあるものを選ぶのが着こなしやすくするポイントです。

素材として大人っぽい雰囲気が出るのはもちろん、がっしりした素材よりも頭に馴染みやすいので、帽子を被ったときの違和感が出にくくなるのでオススメになります。

 

シルエットがすっきりしたものを選ぶ

ベースボールキャップのところでも言いましたが、頭の部分が深くなっていてボリュームのあるデザインのものはきちんと被ると目深すぎて怪しい雰囲気になりますし、浅く被ると今度は頭の上に乗っかって、浮いているような印象になってしまいます。

ローキャップやジェットキャップのようにすっきりしたシルエットのものなら、野暮ったい印象にならずに着用することができるのでオススメです。

顔まわりにボリュームが出ると対比効果で顔が小さく見えるものなんですが、極端すぎると上で書いたような違和感の方が大きくなってしまいます。

すっきりしたシルエットのものでも、顔まわりにアイテムがあるというだけで小顔効果は期待できるので、無理に大きいものを選ぶ必要はありません。

帽子に慣れていない人は特に違和感を感じやすいと思うので、さりげなくアクセントを加えてくれるという意味でも、ボリューム感の少ないすっきりしたシルエットのものを選ぶといいでしょう。

ちなみにキャップを選ぶ際にツバが長い方がいいとか短い方がいいとか聞いたことがあるかもしれませんが、実際のところ、本人の顔の大きさや全身のバランスにもよるので一概にどちらが良いということはできません。

この辺は色々なものを試着をして、違和感の少ないサイズ感を見つけるのが一番だと思います。

今回紹介した三つのポイントを併せて意識するようにすると、自分に似合う帽子が見つかりやすくなるので、覚えておいてください。

夏コーデのマンネリ解消にキャップを活用しよう

帽子は苦手意識のある方も多いかと思いますが、見慣れてなくてしっくりこないということが結構多いので、ぜひチャレンジしてみて欲しいです。

シンプルになりがちな夏コーデにアクセントを加えてワンランク上のオシャレができるようになりますよ。

ということで今回はキャップを使った夏コーデについて紹介しました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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