ニューバランスの定番モデル「576」を実際に買って履いてレビュー!

ニューバランスの「576」はご存知ですか?

30年以上前に開発されたモデルでありながら、スニーカーマニアのみならずファッション好きの間でも愛用されている、数あるニューバランスのスニーカーの中でも屈指のロングセラーモデルなんです。

人気の秘訣は悪路でのランニングを想定した機能性とクラシックなデザインでしょう。

今回はそんなニューバランス576をデザイン性から履き心地まで詳しくレビューしていきます。

試着に行くのも難しいご時世ですが、この記事を読めばニューバランス576について全て分かるので、ぜひ参考にしてみてください。

 

ニューバランス(new balance)は老舗の矯正靴メーカー

ニューバランスはアメリカのシューズブランドで、1906年に扁平足などを治すインソール(靴の中敷き)や矯正靴の製造から始まりました。

足の矯正に必要な解剖学的知識を元にカスタムメイドのランニングシューズを作り始め、業界で初めて足の甲の幅からサイズを選べるようにしたのもこのブランドです。

現在に至るまで最新の技術を取り入れながら、履き心地にこだわったシューズを作り続けています。

また、スニーカーだけにとどまらず、スポーツやレジャーに関するものを幅広く作っていて、最近ではコロナ禍による需要の高まりを受けマスクの製造も始めました。

 

ニューバランスの定番モデル「576」の特徴

ニューバランスのスニーカーのほとんどはモデル名が数字で表されています。

900番台はオンロード用、1000番台はハイエンドモデルのように頭の数字で大まかにモデルの特徴が表現されていて、今回紹介する576を含む500番台のモデルはオフロードランニングに適したモデルです。

オフロードとは土や砂利などの舗装されていない道のことで、そういった足元の悪い環境でも快適に走れるように設計されたクッション性や悪路での走破性が特徴的。

そんな500番台の中でも576は1988年に登場してから、その機能性とルックスでロングセラーモデルとなりました。

 

デザイン

まずはデザインから見てみましょう。

オフロードランに適したモデルということでソールはもちろんアッパーにもクッションが入っていて、その分靴全体にボリュームがあるシルエット。

特に爪先周りにボリュームがあるのが特徴で、他のモデルと比べてもくびれの少ないぽってりとしたフォルムになっています。

ボリュームがあるほどカジュアルで野暮ったくなりがちですが、このモデルはその他のデザインで幅広いアイテムと合わせやすい、やや大人っぽいバランスになっているのが特徴です。

足を覆うアッパーの素材にはスウェードレザーが使用されています。

スウェードレザーとは皮革の裏側を起毛させたもので、略してスウェードと呼ばれることも。

スムースレザー(表革)のような滑らかなツヤはありませんが短い毛羽のある素材感と微光沢が特徴です。

ラフな雰囲気にはなりますが、レザーの高級感は失われておらず、素材に子供っぽい雰囲気はありません。

また、ニューバランスの多くのモデルはアッパーの一部にメッシュを使用していますが、この576は全てレザーで履き口付近とNマークが白のスムースレザーで切り替えられているくらいなので、かなりシンプルで大人っぽい見た目になっています。

ソールはオフロード用の凹凸が深い、ゴツゴツとしたものになっていて、細かい部分ですが少しだけカジュアルな印象があるでしょう。

オンロード用の900番台などではほとんど凹凸がない平らなソールになっています。

あまり見えないところですが、かかとの部分にも「new balance」の文字が刺繍されていました。

モデルによっては「NB」のスポーティーなロゴになっていて、意外と印象が変わってくるので、気になる人はチェックしてみてはいかがでしょうか。

ニューバランスのシンボルとも言えるNマークは、ここのデザインだけ見ても大小様々、モデルによっては素材や色の切り替えが入っているものもあるのが面白いところです。

履いている時にもよく見えるサイド部分なので、この部分で履いた時の印象が大きく変わると言っても過言ではありません。

この576では大きめのNが白のスムースレザーで模られており、同色のステッチで留められているシンプルなデザインなので、全体の印象もベーシックにまとまっています。

カラーバリエーションは黒、グレー、ネイビーなど落ち着いたものが多く、オフロードで走るための機能性と街中でも履けるデザイン性が高いレベルで両立されているモデルと言えるでしょう。

とはいえやはりカジュアルなデザインなのでシャツやスラックスなどと合わせて、きれいめなコーディネートの外しとして使うのがオススメです。

 

機能性

オフロードで走ることを想定して作られたモデルというだけあって、機能性も優れています。

アッパー素材のスウェードはスムースレザーと比べて傷がつきにくく、耐久性にも優れています。

汚れやすいというデメリットもありますが、専用の消しゴムを使えば簡単にケアできますし、傷がつきにくいのでそこまで丁寧に扱う必要がないのもスニーカーとして嬉しいポイントです。

もちろんレザーのケアをすることでよりきれいに長く使うこともできます。

また、レザーは吸発湿性がある素材で蒸れを発散してくれるんですが、このモデルで使用されているピッグスウェードは革を毛穴が貫通していることでより通気性が高くなっているのも特徴です。

地面に接するアウトソールはゴツゴツとしていて砂利道などの悪路でも地面をしっかり掴んで滑りにくい仕様になっています。

オンロード用(コンクリートなどで舗装された道)のアウトソールだと結構平らになっていて、接地面を増やすことで滑らかな路面でも滑りにくくしているのですが、このオフロード用のソールでも普通に歩く分には問題ないでしょう。

中間に位置するミッドソールにはニューバランス独自の「C-CAP」という素材が使用されています。

C-CAPはEVA素材を圧縮・成形することでクッション性を高めるとともに、劣化しやすいEVA素材の耐久性もアップさせた素材です。

生産国

ニューバランスのスニーカーは安価なアジア製のものと、品質に拘ったアメリカ製、イングランド製のものがあります。

今回紹介しているのはイングランド製のものでシュータンにイギリスの国旗である「ユニオンジャック」や「MADE IN ENGLAND」の文字が刺繍でデザインされているのが特徴です。

モデルによってはシンプルに「new balance」と「MADE IN ENGLAND」だけが刺繍されているものもあります。

アジア製の安価なモデルとの違いは素材にこだわり、全て職人の手作りしているという点。

素材となるレザーは一流のタンナー(皮革製造業者)から質の高いものだけを厳選して仕入れていますし、制作工程においてはレザーの型抜きから縫製、ソールの貼り付けまで熟練の職人が一足一足手作りをしています。

こうしたこだわりと手間暇がかかっているためクオリティはかなり高いですが、定価で26,000円とスニーカーにしてはかなり高価です。

ちなみに、アジア製のものはABCマートなどの量販店で5000円から10000円前後の価格で購入することができます。

ニューバランス576のサイズ感、履き心地

今回購入したサイズはUS10、UK9ハーフ、EU44、日本サイズは28cmで幅は細めのDウィズです。

ニューバランスのスニーカーは各国で販売されているため、このように様々なサイズ表記があります。

オンラインショップだとUSサイズかUKサイズしか表記してなかったりすることもあるんですが、微妙に数値が違っていて間違えやすいので、公式通販などでサイズ表を確認するのがオススメです。

僕はコンバースのオールスターだと28.5cm、アディダスのスタンスミスだと28cmを履いていますが、直営店でフィッティングを合わせてもらった結果、このサイズでぴったりでした。

ニューバランスのスニーカーの中でもいくつか型がありますが、他のスニーカーに比べると、幅が広めになっているように感じます。

ニューバランスの代表的なラスト(木型)として「sl-1」「sl-2」があるのですが、こちらはやや幅広な「sl-2」を使用していて、同じウィズのニューバランスと比べて少しゆとりがありました。

とはいえDウィズは細めなので、甲高幅広な足型の人だとワンサイズアップした方がいいかもしれません。

履き心地はふわふわとしていて足全体を包み込んでくれるような感じでした。

先程も言ったように576はオフロードモデルなので、靴の中で足が動かないように全体にクッションが入っています。

他のモデルと比べると、足首までしっかりホールドするために履き口のクッションが厚めになっているのが特に印象的でした。

矯正履がルーツなだけあって、足の裏もしっかり支えられている感覚があり、安定した履き心地です。

スニーカー自体がかなり軽量に作られていますが、しっかりと足にフィットすることでさらに重さを感じにくくなっています。

購入時点でかなり快適な履き心地なので、今後、履いていくうちに馴染むのが楽しみな一足です。

 

「576」と「574」は何が違う?

今回購入した「576」と、同じ500番台で特に似ている「574」でどこが違うかを比較してみました。

ぱっと見は同じように見えますが、素材やデザイン、そして価格において違いがあったので、以下で詳しく解説していきたいと思います。

素材

ひと目見て、わかりやすく違うのは素材です。

576はアッパーがすべてレザーで作られているのに対して、574は甲の部分やシュータン、履き口の一部がメッシュ素材になっていました。

機能性の面でいうとメッシュの方が通気性はいいのですが、耐久性や高級感と言った意味ではレザーの方が上でしょう。

スウェードレザー自体も576の方がしなやかで滑らかな風合いがあるように感じましたが、よく見比べてみないと分からないので、実際に履く時にはそれほど気にならない点かと思います。

また、見えない部分ですがミッドソールの素材にも違いがあり、576はEVA素材を圧縮したC-CAPを使っているのに対して、574はPU素材でEVA素材をサンドしたでENCAPを使用しています。

PU素材は水と化学反応することで劣化する加水分解を起こしやすいんですが、EVA素材のみで作っているC-CAPの方が加水分解しにくくなっているそうです。

 

デザイン

シルエットについてよく見てみると576の方が少しだけ細長くなっています。

ボリュームのあるスニーカーは足元で主張して視線を集めるので、足が短く見えがちなので、何も考えずに合わせるとスタイルが悪く見えてしまい着こなしもサマになりません。

どちらもボリューム感のあるシルエットではあるんですが、576の方がややスッキリとしていて履きやすいです。

また、素材で言った部分とかぶりますが、やはりメッシュの切り替えの有無が大きな違いと言えるでしょう。

レザーのみで作られている576はスニーカーながらシックな雰囲気があります。

レザーとメッシュのコンビネーションになっている574はよりスポーティーでスニーカーらしい雰囲気があるでしょう。

ニューバランスのアイコンであるNマークも少しだけ異なっていて、576は一枚のスムースレザーでNマークが表現されていますが、574では2枚のレザーを重ねて縁取りのようにしているのです。

Nマークのメインとなるカラーがアッパーの色と同じになっているので、縁取りがあるものの、全体としては馴染んで見えるという特徴もあります。

実は576でも別カラーなら縁取りがあるNマークになっているものもあるので、気になる方はチェックしてみてください。

価格

今回購入した「M576」の価格は26,000円でしたが、比較した「ML574」の価格は9,900円と1万円を切っていました。

ちなみに574の中でもオールレザーのモデルがありますが、そちらはシンセティックレザー(合成皮革)が使用されていて、価格は9,000円です。

先程言ったように576はイングランド製で、574はアジア製という点や、素材にかかる原価の違いなどが価格の差につながっているかと思います。

約2.5倍の差がありますが、どちらもいいスニーカーであることは間違い無いのでデザインの好みや予算に合わせて選ぶといいでしょう。

個人的にはシンプルな見た目で大人っぽく履きやすい576の方が好みでした。

 

ニューバランス576はクラシックな大人のスニーカー

ニューバランス576の魅力は伝わったでしょうか?

老若男女問わず選ばれる履き心地だけでなく、バランスのとれたデザインも長く愛される理由の一つかと思います。

というわけで今回は、ニューバランスの定番モデル「576」について紹介しました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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今回紹介したアイテムはこちら!

new balance M576 DNW

https://shop.newbalance.jp/shop/g/gM576DNW

この記事を監修した人

プロフィール

株式会社RePLAY代表取締役。ブランドやセレクトショップ、古着、ウェブメディアなどアパレルに関する多彩な事業を運営。YouTube「まとめチャンネル」やブログ、Twitterでは、おしゃれ初心者にもわかりやすいファッション情報を配信中!