【10選】オススメのファストファッションを紹介!ユニクロからGUまで一挙解説!

今やファストファッションと言えば数多くのブランドがあり、ブランドごとの違いが分からないですよね?

ユニクロ、無印良品、H&M、GU、ZARA、GAP、センスオブプレイス、しまむらなどなど、聞いたことがあるブランドばかりですが、どのブランドにどのような特徴があるのか分かる人は少ないでしょう。

なので今回は10個のファストファッションブランドを取り上げ、それぞれの特徴を解説してみました。

10ブランド解説していますが、結論から言うとメンズはユニクロ、無印良品、GU、ZARAを抑えておけば困ることはありません。

なので、時間のない方はそこだけ見てもらえればOK。目次からそれぞれのブランド解説に飛べるようになっています。

時間のある方は最後までお付き合い頂けると嬉しいです。

ファストファッションとは?

まずファストファッションとは何かを紹介します。

ファストファッションとはトレンドを速いサイクルで取り入れながら低価格で販売する業態のこと。

ですが、実際のところファストファッションの定義はとても曖昧で、ファストファッション代表格の「ZARA」はトレンドサイクルは速いものの決して低価格とは言えませんし、もう一つの代表格「ユニクロ」は低価格であるものの、トレンドを速いサイクルでは取り入れていません。

本当のファストファッションってどこが当てはまるかというとフォーエバーやH&Mになります。

このように「ファストファッション」という単語は曖昧で、どこまでをファストファッションとするかは難しいところですが、本記事では深く考えず有名どころをどんどん紹介していきます。 

 

ユニクロ

トレンドは追わず定番物を作り、毎年毎年改善を繰り返しアップデートしていくスタイル。いわゆるSPA業態(製造小売業)で、SPAとは卸売をせず、自社で製造販売をするモデルです。

デザインはやや地味なものが多く、シルエットは一般的なものが多いですが、素材に強い。これがユニクロの特徴です。

大量生産で原価を下げ高コスパを実現しています。ファストファッションの中ではミドルの価格帯。

最近は製造小売業から「情報」製造小売業へのステップアップを目指し、抜本的に改革をしているそうです。

※情報製造小売業とは「顧客を深く理解し、顧客が求めるものだけを作り、最適な形で届ける」というもの。

ユニクロの弱点の一つとして通販のお届けの遅さがありましたが、最近大きく改善されて届くのも早くなりましたよね。これも情報製造小売業の一環です。

また、老若男女に向けて販売する必要がある以上、攻めたものを作ることが出来ないのがもう一つのユニクロの弱点でしたが、カスタマイズサービスを少しづつ拡充しており、こちらもいずれ改善されそう。今はユニクロの商品に刺繍入れたりできます。

近年では一流デザイナーとのコラボが充実しておりユニクロユーを筆頭に毎シーズン複数展開されております。

コラボものはデザインやシルエットにトレンドを取り入れており、普段ファストファッションに手を出さないファッション感度の高い人たちにも受け入れられています。

個人的にファストファッションの中で最も好きなのはユニクロ。皆さんにオススメしたいのもユニクロです。ファストファッション業界は不振傾向で撤退するとこも多いですが、ユニクロはどこ吹く風で大成功しています。

 

無印良品

ユニクロ同様、トレンドは追わず定番ものを作るスタイルのブランドです。デザイン、シルエットは普通ですが、素材に強い。

価格帯もファストファッションの中ではミドル価格帯なのでユニクロに似ています。

ユニクロは一流デザイナーコラボでワンランク上の商品が購入可能ですが、無印良品では「MUJI Labo」というラインで購入可能。

というのもMUJI Laboは2017年春夏にリブランディングをはかっておりN.HOOLYWOODの尾花さんがデザインディレクターを務めました。ユニクロユー同様にムジラボも良品が多いので是非見ていただきたいです。

ファストファッションのくくりで最も「ブランド」として認知されているのは無印良品でしょう。

無印良品には皆さんどこか共通のイメージがありませんか?無印良品という世界観を浸透させているのは本当にすごいと思います。

 

ZARA

ユニクロや無印良品とは対照的でトレンド重視のブランド。特にレディースのクオリティが高くオススメです。

ZARAはファストファッション最大手。日本国内ではユニクロ一強のイメージが強いと思いますが、世界で見ればユニクロよりもZARAです。

ZARAは海外ハイブランドのデザインを積極的に模倣していることも特徴で、裁判にもなっています。日本国内のブランド「ザ・リラクス」とも裁判になり、リラクスが勝訴しています。

ファストファッションの中では高価格帯で、実際購入しようとすると値段に驚くこともあるほど。例えばZARAはコートだと2万円を超えることも多いので、他のファストファッションの価格帯に慣れていると面食らいます。

また、ZARAは時代に応じて変化するブランドであり近年の一大トレンドであるサステナビリティにも並々ならぬ目標を掲げて取り組んていくそうです。

サステナビリティとは「持続可能な」という意味で、平たく言えば「環境を壊さないで、資源も使すぎないようにしようね」ってことです。

現在ファッション業界ではサスティナブルであることがとても重要視されてきていて、ハイブランドを中心に一大旋風を巻き起こしています。ZARAもこの動きに追従して2025年までにサステナブル素材100%を目指しています。

 

GU

素材よりもトレンドを追ってデザインとシルエットに力を入れるスタイルのブランドです。ユニクロ、無印良品とは対極。商品のテイストこそ違いますが、どちらかというとZARAに近いです。

ただし価格帯はファストファッションの中でもかなり安い。990円でニットが買えてしまう変態コストパフォーマンス。

日本版の「ザ・ファストファッション」と言えばGUでしょう。

母体はユニクロと同じ会社ですが、トレンドの取り入れ方とものづくりは異なり、顧客が食い合わないように差別化をはかっています。

GUはハンガーやラックなどの什器がチープで、商品もチープに見えてしまうのが勿体無いポイント。なのでパッと見は良くないですが、探すと良いものが眠っていることが多いです。

ニット類に良品が多いので、GUに行ったらニットを探すのがオススメ。

シューズもクオリティが高いですが、昔グルカサンダルを購入して血まみれになった苦い思い出があるのですすめにくい。。。

ユニクロ同様にGUも増収増益で絶好調です。

 

H&M

H&MはGUと似ています。日本版の「ザ・ファストファッション」がGUなら海外の「ザ・ファストファッション」はH&Mでしょう。

トレンド重視でデザインを効かせているものの素材がややチープなものが多め。低価格版ZARAと覚えても問題なしです。

H&MもGU同様に什器がチープでパッと見の印象が悪め。

H&Mが日本に上陸したのもなんと10年以上前で、いつの間にか国内店舗数が100店舗を超えています。日本上陸の際は5000人の大行列でニュースを賑わせていたのが懐かしいです。

当時はファストファッションの全盛期でしたね。

 

しまむら

今まで紹介してきたユニクロ、無印良品、GU、ZARA、H&Mと違い、しまむら最大の特徴はSPAではなくOEMだということ。

SPAは自社で企画生産販売をするモデルですが、OEMは他社が開発・生産した商品を買い付けて販売するモデル。なのでしまむらに置いてある商品のほとんどは自社商品ではありません。

肝心の商品はどんなもんかというと、そもそもメンズは全体の1〜2割程度。しかもオシャレ用というよりアニメコラボなどのネタものが多く、ファッションとして使えるものは少ないです。

 

センスオブプレイス

大手セレクトショップ「アーバンリサーチ」が手がけるファストファッション業態。

ファストファッションでは珍しく洋服だけでなく植物なども販売していてライフスタイルを提案をしています。

ZARAと同じくデザインやシルエットはトレンドに振って作っていますが素材はほどほど。

素材に説得力がないままデザインを効かせると途端に安っぽくなってしまうので、商品の見極めは必要です。ファストファッションの中では高価格帯に位置しています。

セレクトショップがファストファッションを手がけることは稀ですが、レディースが好調のようでブランド設立時に目標にしてた売上高100億円の大台を今年突破したそうです。

似たタイプのファストファッションブランドであるZARAもレディースの人気が凄いです。

 

グローバルワーク

ニコアンドやローリーズファームを手がけるアダストリアグループの若年層ファミリー向け業態。大型ショッピングモールに入っていることが多く、家族連れで気軽に入れる作りのファストファッションです。

ファミリー向けなだけあって商品構成も機能性より。着心地や暖かさなどを打ち出して高機能を売りにしています。

なのでトレンドは抑え目でシンプルなものが多めです。価格帯はファストファッションの中ではミドルです。

  

レイジブルー

グローバルワークと同じアダストリアグループではありますが、こちらはファミリー向けではなく若者向け。メインターゲットは大学生から新社会人のファストファッションになります。

若者向けなだけあってトレンドを取り入れており、デザインやシルエットに一工夫入れたものが多いです。

価格帯はグローバルワーク同様でファストファッションの中ではミドルぐらいです。

 

GAP

GAPはSPA業態の先駆け的存在。ですが最近は多くのファストファッションが台頭してきているのでポジションが取れずにいるように思えます。

実際に店舗を覗いてもお客さんはまばらな状況。何と言ってもファストファッションのくくりで言えば価格がかなり高いです。

かといって素材が他と比べて良いかと言われればそんなこともなく、アメカジをベースにしているのでトレンドというよりは定番もの。おまけにセールを連発しすぎていて定価なんてあってないようなものです。

セールをしすぎるから定価で売れなくなり、定価で売れないからセールにするしかないという負のスパイラルに陥ったまま特に改善の兆しが見られないままなので、 買うとしたらセールで買うのがオススメ。

以上になります。

ということでファストファッション10ブランド紹介したので最後にざっくりまとめておきます。

ファストファッション10ブランドまとめ

ユニクロ、無印良品→トレンドよりも定番ものを毎年アップデートしていくスタイルのブランド。
ZARA、センスオブプレイス→トレンドよりでファストファッションの中では高価格帯のブランド。 
GU、H&M→トレンドよりで低価格のブランド。
レイジブルー→トレンドよりでミドル価格帯のブランド。
しまむら→メンズはほとんどない。
グローバルワーク→ファミリー向けで機能性を打ち出しているブランド。
GAP→セールで買うのがオススメ。

以上になります。

メンズはユニクロ、無印良品、GU、ZARAを抑えておけば困ることはありません。

皆さんに特にオススメなのはユニクロです。レディースならZARAかな。 近いうちに大手セレクトショップの一挙解説もするのでお楽しみに!!

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この記事を監修した人

プロフィール

株式会社RePLAY代表取締役。ブランドやセレクトショップ、古着、ウェブメディアなどアパレルに関する多彩な事業を運営。YouTube「まとめチャンネル」やブログ、Twitterでは、おしゃれ初心者にもわかりやすいファッション情報を配信中!