今回は初の女子向けの記事ということで、おすすめのレディスブランドを10個紹介します。
レディスはメンズに比べてブランドの数がケタ違いに多いので、どこのブランドで洋服を買えばいいか、結構難しいと思います。
今回の記事ではGUからサカイやハイクなどのハイブランドまで、中にはハイブランドのデザインのものが手ごろな価格で買える高コスパなブランドも紹介するので、ぜひお読みください。
この記事では、低価格帯、中価格帯、高価格帯と3つの価格帯に分けてブランドを紹介していきます。
低価格帯では、皆さんご存知のブランドを紹介するので、そのブランドがどういったブランドなのかを掘り下げてお伝えします。
真ん中の価格帯のブランドの話では、いわゆるドメコンの話をします。
ドメコンとは「ドメスティックコンテンポラリー」の略で、最先端のデザインをハイブランド未満の価格で提供しているブランドのことを指します。
今回の記事では、主にここの価格帯のブランド、ドメコンを多めに紹介していこうと思います。
3つ目はハイブランド。高価格帯のブランドです。
ハイブランドは国内のブランドや海外のブランドを合わせてこんなブランドがあるよ、ということをざっくり紹介していきます。
インポートのハイブランドは誰しもが聞いたことがあると思うので、今回は国内中心のハイブランドを紹介します。
インポートのハイブランドとは、例えばエルメスやヴィトン、グッチ、そしてディオールなどです。このあたりは、どれも聞いたことがありますよね。
なので今回は、国内のブランドを中心に紹介していきます。
以下、この記事で紹介するブランドの一覧です。
- GU(ジーユー)
- ZARA(ザラ)
- CLANE(クラネ)
- Ameri VINTAGE(アメリビンテージ)
- MAISON SPECIAL(メゾンスペシャル)
- CELFORD(セルフォード)
- FEMMENT(ファモン)
- sacai(サカイ)
- HYKE(ハイク)
- rokh(ロク)
それぞれ楽しみに読んでいただければうれしいです。
レディスおすすめブランド10選!
GU(ジーユー)

ではまず低価格帯の1本目、GUからやっていきます。
GU は素材よりもトレンドを追って、デザインやシルエットに力を入れているスタイルのブランドになります。
同じファーストリテイリングという会社ではあるのですが、ユニクロとは対極のものづくりになります。
ユニクロはトレンドアイテムをどんどん投入するというよりは、ベーシックなアイテムを毎年改善・改良していくスタイルのブランド。
GU は逆に、皆さんご存知だと思うのですが、低価格でトレンドのアイテムをどんどん投入していくスタイルのブランドです。
価格帯はファストファッションの中でもかなり安くて、例えば990円でニットが買えてしまうような、半端じゃないコストパフォーマンスのブランドです。
海外版の「ザ・ファストファッション」と言えばH&Mですが、日本版の「ザ・ファストファッション」と言えばGUでしょう。
「ファストファッション」というくくりで語られるブランドはたくさんあるのですが、意外と「ファストファッション」の定義に当てはまっているブランドは実は少ないのです。
アパレルの定義って適当なので確定されたものはないのですが、一般的には、「トレンドを早いサイクルで投入すること」と、「価格帯が安いこと」。この2つが合わさって「ファストファッション」と言われることが多いのです。
例えばユニクロや無印良品はトレンドを早いサイクルで投入していきませんし、ZARAやGAPだと価格帯が高いですよね。
その点で、トレンドを早いサイクルで採り入れつつ価格帯が安いとなると、H&MやGUが当てはまるのですが、今回はそんなGUを紹介します。
GUは今からだいたい15年前ぐらいでしょうか、それぐらいに始まったブランドです。最初は全く“鳴かず飛ばず”だったのですが、今から10年前ぐらいに、ものづくりを一気に変えて、トレンドに振ったものづくりになっています。
それからユニクロとの差別化も図られてきており、それまではユニクロのチープで安いもの、という立ち位置だったのですが、今ではユニクロがベーシック、GUがトレンド、といった差別化が図られています。
特に10代の人じゃなければわかると思うのですが、数年前ぐらいに「ガウチョパンツ」を打ち出してめちゃめちゃヒットさせて、そのあたりからGUの評価がガラッと変わりました。今では多くの人に受け入れられているファストファッションになります。
最近でもマシュマロパンプスという商品をヒットさせるなど、GUはものづくりがどんどん洗練されていっています。
ただ、ハンガーやラックなどの什器が結構チープで、そのせいで商品も一緒にチープに見えてしまうのが、ちょっと残念だなと思っているポイントです。
なので、パッと見が良くないのですが、よく見てみると意外といいものがあるので、「GUなんてちょっときついな」と思っていた人も、たまには見てみてください。
GUはデザインでバキバキに攻めているというわけではなく、トレンドを追いつつもシンプルめなものが多いブランドになります。
ZARA(ザラ)

次はZARA。
こちらもGUと同じく、トレンド重視のブランドになります。
ZARAは特にレディスのクオリティが高くてかなりおすすめ。GUとの違いは何なのかと言うと、価格帯とデザインの採り入れ方が違います。
ZARAはファストファッションと言うには結構価格帯が高くて、割と学生さんとかだと「手が届かない」と思う人も多いのではないでしょうか。
ZARAの方がデザインもかなり攻めているので、GUとZARAでどっちが好きか分かれることが多いと思います。ZARAはGUと違ってデザインも相当攻めているので、GUとZARA、「両方好き」と言うよりは、好みの差で、「GUが好き」「ZARAが好き」と分かれるブランドかなと思います。
ZARAはアパレル最大手のブランドで、日本国内ではユニクロ一強イメージが強いと思うのですが、世界的に見ればZARAの方が売上があります。
ZARAは近年の一大トレンドである「サステナビリティ」にも並々ならぬ目標を掲げて取り組んでいます。
「サステナビリティ」とは「持続可能な」という意味なのですが、平たく言えば「環境を壊さないで資源も使いすぎないようにしようね」という意味ですあ。
現在ファッション業界では「サステナブル」であることがとても重要視されてきていて、ハイブランドを中心に一大旋風を巻き起こしています。ZARAもこの動きに追従していて、2025年までには「サステナブル素材100%にする」という目標を掲げて取り組んでいます。
昔はマルキュー系ブランドが流行っていたと思うのですが、このマルキュー系ブランドを潰した張本人がZARAです。
マルキュー系ブランドよりもトレンドを早いサイクルで採り入れたアイテムをどんどん投入して、しかも価格帯もちょっと安いということで、一気に日本でも売れたブランドがZARAです。
ちなみに今回紹介しませんが、マルキュー系ブランドでおすすめを訊かれたら、「moussy(マウジー)」をおすすめします。
CLANE(クラネ)

次はそんなマルキューの元カリスマショップ店員が手掛けるブランドを紹介します。
ここからミドルの価格帯になります。
このミドルの価格帯では「ドメコン」を紹介していくのですが、「ドメコンって何か」と言うと、そこそこ手頃な価格で、それも決して安いとは言えないのですが、ハイブランドよりは明らかに安い価格帯で、ハイブランドっぽい攻めた洋服が手に入るのが特徴です。
まず1つ目に紹介するのはクラネ。
いわゆるカリスマショップ店員の代表格であった松本恵奈さんが手がけているブランド。もともとはEMODA(エモダ)というブランドにいた方なのですが、クラネはEMODAとは違って、もうちょっとリラックスした、大人っぽい雰囲気のテイストのアイテムが多いです。
基本的にシンプルめのアイテムが多いのですが、ギミックなどで装飾性を採り入れていて、低価格帯のブランドでは出せないようなデザインが入っています。
品質がよくて大人っぽくて、シンプルなのですがどこか工夫がある洋服が多いので、そういったものを探している人にはとてもおすすめのブランドになります。
クラネには「クラネオム」というメンズラインもあって、非常にクオリティが高いので、カップルや夫婦でショッピングするのもおすすめです。
Ameri VINTAGE(アメリビンテージ)

次はアメリ。
アメリは松本恵奈さんと同じで、EMODA出身の黒石奈央子さんが手がけるブランドになります。
クラネはシンプルでしたが、アメリはどちらかというと派手めな、装飾性のあるブランドになります。
背中部分にプリーツをドッキングさせたトレンチコートがこのブランドの代表的なアイテム。
Tシャツでも前にどデカいプリントが入ったものは着るのが結構難しいのですが、後ろ側ならどデカいプリントが入っていても主張が弱まるものです。
なので、「ドッキングさせたトレンチコート」と聞くと、ちょっとハードルが高いかなと思うかもしれないのですが、意外と使いやすかったりする、すごくクオリティの高いアイテムになります。
今期だと、ライダースのドッキングのコートが販売されています。
クラネもですが、アメリも30歳付近に人気のブランド。女性は20代半ばから、だんだんとどのブランドを買えばいいかわからなくなってくる、というのが結構「あるある」の悩みです。
そこで行き着くのが「シンプル派」ならクラネ、「少し派手なのが好き」だったらアメリ。この2つが結構多いです。
その中でも、最近のトレンドと価格帯を考えると、アメリの方がちょっと多いかな、という感じはします。
クラネと比べると、アメリの方が比較的買いやすい価格帯になっていると思うので、「クラネは少し高いな」と感じた人は、アメリも見てみてください。
MAISON SPECIAL(メゾンスペシャル)

次はメゾンスペシャルを紹介します。
メゾンスペシャルはサザビーリーグが運営している、まだできてからそんなに時間が経ってないブランドなのですが、青山にフラッグショップがあります。
元々「シティショップ」というセレクトショップがあったところにこのメゾンスペシャルが入っています。
1階がレディスで2階がメンズの作りになっていて、「シティショップ」が運営していたご飯屋さんの近くにあります。そのご飯屋さんはそのまま残っていて、女性にかなり人気のサラダ中心のお店です。近くにアパレルもたくさんありますし、「CICADA」という雰囲気のいいご飯屋さんもあるので、デートで使いたい人にもおすすめです。
先ほど紹介したアメリはドッキングやディテールで装飾性や華やかさを出してトレンドを採り入れているブランドなのですが、メゾンスペシャルは色遣いや柄扱いで華やかさを出しているブランドです。
ZARAの紹介の際にお伝えしましたが、今「サステナブルトレンド」がすごく来ています。サステナブルとは「持続可能な」という意味なのですが、どういう商品が出てくるかと言うと、いわゆる「環境」を連想させるようなものが多くなってくるのです。
色だったら海を想像させるブルーだったり、森を想像させるグリーンだったり、柄であればボタニカル柄だったりがトレンドなのですが、まさにそんなラインナップになっています。
メゾンスペシャルはこの前行くと、いつの間にかマルジェラを取り扱っていました。マルジュラとはハイブランドで、今回は紹介しないのですが、個人的には好きなブランドです。
例えばマルジェラのレディスのバッグなのですが、リュック型のミニショルダーになっています。リュックなのですがミニ化されていて、ショルダーで使える、そんなバッグです。
最近キャッシュレス化の流れがすごく来ていて、ペイペイなどがすごく流行りましたよね。それでバッグがどんどんミニ化していて、本当に小さめのボディバッグやショルダーバッグなどが発売されてきていました。
しかし最近では、元々あるバッグの形をそのまま小さくしたようなものがすごく増えてきています。
例えばこちらもそうです。リュックとは基本的に大きいものですが、それを小さくしたような物や、リュック以外でもボストンバッグやトートバッグなど、基本的に大きいサイズのバッグを小さくしたものがよく販売されています。
CELFORD(セルフォード)

次はセルフォードを紹介します。
セルフォードもメゾンスペシャルと同じで、ブランドを設立してからまだ何年も経っていないブランドです。
スナイデルやフレイアイディー、ミラオーウェンなどを手がけるマッシュタイルラボの新しいブランドです。
セルフォードは30~40代ぐらいの女性をターゲットにしています。
例えば結婚パーティーや子供の受験など、日常じゃない特別なシーンに使うような洋服がラインナップされています。
女性って本当に大変だと思うのですが、ファッションにTPOを求められる場合がすごく多いのです。
ぶっちゃけ、男性はファッションに興味がない人が90%ぐらいいるので、「TPO? 何それ?」という人が大多数だから、ある程度どんな格好していたって許されるもの。しかし女性はこのあたりとてもシビアです。
特別なシーンの洋服ってどこで買えばいいかわからないですし、大切なことだからこそチープなものは着たくないですよね。でも高いブランドはさすがに買えない。
そんな時に役立つのがセルフォードです。
1店舗目が新宿のルミネにオープンしたのですが、今では15店舗ぐらいあるらしく、売上も好調で、かなり人気のブランドに成長しています。
これからはそういった特別なシーンだけではなく、デイリーユースも使えるようにラインナップを増やしていくそうなので、チェックしてみてください。
FEMMENT(ファモン)

ここからはハイブランド紹介に移っていくのですが、「おすすめ」と言うよりも、もうほとんど僕の趣味なので、一気にざっくりと紹介していきます。
まず1つ目はファモン。
ファモンはメンズのデザイナーズブランドでは有名な「アタッチメント」というブランドのウィメンズラインです。
2020春夏から「エムエムアタッチメント」という名前から「ファモン」に変わっています。デザインはシンプルなのですが、シルエットや素材、ディテールにこだわっていて、「より少ないことはより豊かなこと」をコンセプトにしており、ミニマルだけど装飾性がある、そんなモノ作りをしているブランドです。
レディスブランドなのですが、かなりかっこいい洋服が多いので、そういった洋服が好みの方は是非チェックしてみてください。
sacai(サカイ)

2つ目はサカイ。
価格帯こそ全然違うのですが、先ほど紹介したがアメリが好きな人であればサカイも好きだと思います。
と言うのも、アメリと同じでドッキングしたデザインが本当に多くて、かなり派手なのですがバランスが取れていて、特に海外でかなりの支持を受けているブランドです。
もう何年も前のニュースなのですが、100億円以上売上があって、だんだんとラグジュアリーブランドみたいになっていっているのがサカイです。
いわゆるセカンドライン、ちょっと価格帯の抑えたラインである「サカイラック」もなくしています。
このままいくと、セレクトショップ等に卸して代わりに販売してもらう「卸売」をなくして、直営だけにしていって、ラグジュアリー路線になっていくのかなと予想しています。
ちなみにメンズだったらサカイのデザイナーさんの旦那さんのブランドである「カラー」の方が好きなのですが、レディスだったらサカイの方が個人的には好きです。
HYKE(ハイク)

3つ目はハイク。
ハイクは、ミリタリー、スポーツ、アウトドアなどをインスピレーションソースにしているブランドです。
同じデザイナーさんがやっていた、ハイクの前のブランドである「グリーン」の時はメンズもやっていたのですが、ハイクではメンズがなくてレディスだけなのがちょっと残念。
「メンズがないからこそハイクはいいんだ」という声もありますし、それもすごくわかるのですが、個人的にはもうどうでもいいから、本当にメンズをやってほしいです。
最近だとノースフェイスとハイクのコラボが話題。
昔やっていたアディダスとのコラボを今年もしていて、それもすごくかわいいので、是非チェックして欲しいです。
rokh(ロク)

次にロクを紹介します。
ロクのデザイナーさんは、元々セリーヌでデザイナーをやっていた方なのですが、ヴィトンやクロエでもフリーランスとして勤めていた経験がある韓国人デザイナーさんです。数年前にできたブランドになります。
まだまだそこまで大きな知名度はないのですが、LVMHの特別賞を受賞していたり、セレクトショップの取り扱いもすごく増えているので、これから一気に人気が出てくるのではないかと予想しています。
個人的に2019-20AWのコレクションがすごく好きで、Twitterでも当時呟いたのですが、本当にいいので是非見てほしいです。
ちなみにAWとは「秋冬」のことです。
ロクは色遣いやデザインの主張は確かに強いのですが、それでもエレガントさを保っているのが本当に好きなポイントです。
需要があれば、次は小物系のレディスブランドを紹介します!
以上、ブランドを10個紹介してきました。
韓国系やマルキュー系ははしょって説明したのですが、それでもブランドを10個紹介すると結構長くなってしまいました。
この記事、もし需要があれば次は小物系のおすすめレディスブランドを紹介します。
お読みいただきありがとうございました。
バイバイッ!!
今回紹介したブランドはこちら!
GU(ジーユー)
ZARA(ザラ)
CLANE(クラネ)
Ameri VINTAGE(アメリビンテージ)
MAISON SPECIAL(メゾンスペシャル)
https://www.maisonspecial.co.jp/
CELFORD(セルフォード)
FEMMENT(ファモン)
http://attachment.co.jp/femment
sacai(サカイ)
HYKE(ハイク)
rokh(ロク)