目指せ平均点!「服を買いに行く服がない」から始めるオシャレ生活

「服を買いに行く服がない」なんてネタがありますが、実際のところネタじゃなくて本気でそう思っている人も多いはず。

今回はそんな人に向けた超入門記事です。マジで「服を買いに行く服がない」状態から一歩一歩進んで人並みのオシャレを手に入れましょう。

目標到達地点は平均点のオシャレです。

奇抜でもなく、ダサくもない、自信を持って人前に出れるファッションを身につけましょう。

全然難しくありませんしお金もかかりません。ユニクロやGUで充分です。

どこで何を買ってどう着れば良いかまで解説するので最後までお読み頂けると嬉しいです。

ちなみに初期状態はこのような設定です。

こんなのとか。

こんなのとか。

こんなのとか。

事務所にあった洋服を無作為に合わせてみました。

これを元に変えていきましょう。

服を買いに行く服がない方の必須アイテム①「ボトムス」

オシャレを頑張ろう!と意気込むと手に取りやすいのがアウターです。アウターとはコートやジャケットなどの上着のことですね。コーディネートの印象の大半はアウターで決まってくるので、アウターを買いたくなるのは当たり前。

ですが、その気持ちをグッと堪えてまずはボトムスを手に入れましょう。

ボトムスとはジーンズ(デニム)やスラックスなどのズボンのことです。パンツとも表現されることが多いです(下着じゃないよ!!)。ここから先はパンツと呼んでいきますね。

https://www.uniqlo.com/jp/store/goods…

何を隠そうコーディネートの肝となるのは実はパンツなんです。何故かと言うとパンツをしっかりとすればトップスやアウターはある程度何を持ってきても大きくしくじることはないからです。

どんなパンツを買えば良いかと言うとズバリ「細身」のパンツを手に入れましょう。

何故なら細身のパンツだと足が長く見え、コーディネートのバランスも取りやすいからです。スタイルを良く見せることが出来るシルエットとして「I,Y,Aライン」という3つのシルエットがあります。

 Iラインシルエット…上半身も下半身もボリュームが小さいシルエット
Yラインシルエット…上半身のボリュームが大きく、下半身のボリュームが小さいシルエット
Aラインシルエット…上半身のボリュームが小さく、下半身のボリュームが小さいシルエット 

細身のパンツを履くと上半身を大きくしても小さくしても勝手にIラインかYラインになるのでシルエットが綺麗になります。

また、人間の眼は同じ長さであっても細い方が長く見えるものなので、細いパンツを履くと足が長く見える効果があり、胴長短足の日本人男性には強い味方になってくれます。

細身のパンツってどんなパンツ?と疑問が出てくるかと思います。簡単にパンツのシルエットを紹介するとこんな感じです。 

上から下まで全てが細身の「スキニー」、 裾に行くにつれて細くなる「テーパード」、上から下まで真っ直ぐなラインの「ストレート」、どかっと太い「ワイド」、裾広がりの「フレア」「ブーツカット」、   

こんな感じでパンツと言っても色々なシルエットのものがありますが、細身のシルエットは「スキニー」、「テーパード」の2つです。

なのでこのどちらかのシルエットのものを選びましょう。ちなみにより細いのはスキニーパンツになります。

ということでここまでをまとめると「細身」の「パンツ」を手に入れようってことです。

更に付け加えるとより細く見せるためにダークトーン(黒に近い色)のものを選びましょう。ダークトーンは収縮色なので同じ太さであっても明るい色と比べて細く見せることが出来ます。

では次に「ダークトーン」で「細身」の「パンツ」のオススメ品を紹介していきます。

 

ユニクロ/EZYリラックスフィットアンクルパンツ(1990円)がオススメ!

https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/420848-35

こちらの商品になります。先ほど説明したパンツのシルエットで当てはめるとテーパードシルエットになります。テーパードとは裾に向かって細くなるシルエットですね。

何故より細い「スキニー」ではなく、「テーパード」を選んだかというとリアルに「服を買いに行く服がない」という状態を想定したからです。店舗に行って試着出来ないことを想定して通販での購入を前提として選びました。

スキニーパンツはサイズ感がシビアなのでなるべく試着してから購入するのが懸命です。その点テーパードパンツなら幾分サイズ感に余裕があるので大きな失敗もしにくい。

おまけにEZYリラックスフィットアンクルパンツならアンクル丈なので裾上げもやる必要なし。アンクルパンツとはくるぶし丈のパンツのことです。

通販で購入するならこれ以上適した商品はないでしょう。ちなみに170cm56キロの僕でSサイズを購入しています。参考までに。

このパンツの何が良いかと言うと一番のポイントはテーパードが強烈なところです。

太もも部分はかなり余裕のあるシルエットながら裾幅はMサイズで17.5cmの細さ。ここまでメリハリのあるシルエットをユニクロが作るのは珍しいです。

また、アンクル丈なので下半身の最も細い部分である「足首」を露出することになるので実際の裾幅以上に細く見えます。

おまけにセンタープレスもキッチリと入っているので生地が縦に引っ張られるためより細く見えます。センタープレスが消えてきたらアイロンを当てて復活させましょう。

ウエストはゴムなので履きやすいですし、値段も1990円と安い。ダークトーンを選ぶと収縮色なので細く見えるためネイビーがオススメです。

EZYリラックスフィットアンクルパンツを実際に履いてみた

この記事の最初の方でコーディネートの肝はパンツと説明しましたよね。それを証明したいと思います。初期設定のコーディネートからパンツのみを変更してみたので確認してみてください。

これが

こうなります

これが

こうなります

これが

こうなります

どうでしょうか?パンツを変えただけなのに一気に良くなりましたよね?しかも3のコーディネート全部。

まだ平均点は超えられていないかもしれませんが、それなりにアップデートされたはずです。

今回はここまでです。次回はこのパンツに合わせる靴を手に入れましょう。

ちなみに服を買いにいく服がある人はスキニーパンツを買いましょう。

テーパードパンツならより細く、より足が長く見えます。オススメはウルトラストレッチスキニーフィットジーンズです。

パーツやステッチが目立たないデザイン、裾までしっかりと細いシルエット、厚みのある素材に加えストレッチ性が凄いのでスキニーパンツなのに窮屈さが感じられません。170cm、56キロで28インチを着用しています。

服を買いに行く服がない方の必須アイテム②「シューズ」

ここからは、このコーディネートをベースに次のアイテムを買い足していきます。繰り返しになりますが、コーディネートを整えて、おしゃれに見せるには下半身が重要です。

ポイントは「ダークトーン」で「細身」。前回はパンツにこのポイントを当てはめましたが、今回は下半身としてみていきましょう。

下半身に使うアイテムは「パンツ」と「シューズ」ですよね。

なのでシューズも「ダークトーン」で「細身」のものを履けば、自ずと平均点のおしゃれに必須な下半身が完成します。

まずシューズには大きくスニーカーと革靴があります。スニーカーはカジュアル、革靴は大人っぽいというイメージがあるかと思います。

ここで選ぶべきは革靴のようなスニーカーです。

革靴はスーツに合わせるものなので大人っぽさがあります。またすっきりとした細身のシルエットが多いものです。確かに大人っぽさがあって細身で、コーディネートを引き締めてくれるアイテムですが、少々合わせ方が難しい。

また履き心地もスニーカーに比べると悪いものが多いので、おしゃれを始める時のシューズには適しません。スニーカーは街着としてのコーディネートに合わせやすく履きやすさは抜群ですが、ボリュームがあるものが多く選ぶのが難しいアイテムでもあります。

そこで、革靴の大人っぽさもありつつスニーカーの使い回しやすさがポイントです。

では具体的にはどのシューズを買えばいいのか。

オールスターハイカットブラックモノクロームがオススメ!

それはコンバースの「オールスターハイカットブラックモノクローム」です。

最大のポイントは余計なデザインが一切入ってないことです。

安価なシューズは黒1色のものが本当に少ない。探しても探しても中々見つかりません。

ですが、オールスターハイカットブラックモノクロームはアッパーもソールも紐も全てが黒。また、ハイカットなのでアンクルパンツの裾がちょうど重なるぐらいで境界線が全く分からなくなり本当に足が長く見えます。

素材はキャンバス素材。キャンバスとは綿糸などを平織した生地のこと。がっしりとした強靭な生地感で比較的安価なため気軽に扱える点が魅力でスニーカーにも多く使用されます。

他にはトートバッグやリュック、丈夫さを生かしてテントなど様々なシーンで使用されています。ラフな風合いで肉感のある生地はオールスターにも生かされています。

決して高級感はありませんが、肉厚な生地感でしっかりと足を包み込んでくれます。履き始めは少し硬さがありますが履いていくうちに馴染んで履きやすくなっていきます。

汚れても洗えますし、何より壊れたり破けたりしても買い直しやすい価格も魅力。

シルエットも薄めのソールに薄めのアッパーでややシャープ。スニーカーと言うよりも革靴のような見た目です。だからスニーカーなのに大人っぽい。足が細長く見えるとても綺麗なシルエットです。 

見た目と価格こそ完璧と言ってもいいオールスターですが、欠点もあります。

それは着用感。ソールが薄いと革靴のような見た目になり、足も綺麗に見えるため大きなメリットですが、いざ着用した時はソールが薄いことでクッション性がほとんどなく、履き心地は良くありません。

と言ってもこの価格でこの見た目のシューズは他に見当たらないのでファッション初心者が買う最初の1足としてはこれ以上なくオススメなアイテムです。

オールスターハイカットブラックモノクロームを実際に履いてみた

実際に履いてみるとこんな感じ。

ネイビーと黒のダークトーン同士、裾と履き口もちょうど重なりパンツとシューズが一体化しているように感じませんか?

パンツ単体の時よりも下半身が細身ですっきりと感じるかと思います。またダークトーンなので色馴染みもよく、上半身のアイテムも選びません。

3つのコーディネートともトータルで見てもバランスが良くなっているかと思います。

服を買いに行く服がない方の必須アイテム③「小物と着こなし」

最後に、小物を使って着こなし方をさらにおしゃれに見せるテクニックを紹介します。

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まずはこちらのコーデ。

色の入ったチェックシャツに、ボリュームのでてしまうダウンジャケットと上半身でややカジュアルな印象になっています。

チェックシャツはカジュアルで子供っぽい印象になりやすいアイテムです。。ストライプと比較しても縦の線に加え、横線がプラスされてごちゃごちゃしたような見た目になっているかと思います。

単純に、縦線より横線のほうがカジュアルでもあります。ストライプより、ボーダーの方が子供っぽく感じませんか?これはストライプは縦長効果がありすっきりと見えやすく、ボーダーは横幅を強調してしまうからです。

またチェックは色数が多くなるやすいためこの点でもカジュアルよりのアイテムです。

もちろんこのカジュアルさを使ってコーディネートを組むこともできるのですが、現時点ではレベルが高いです。これよりもおしゃれに見せるためにはまずもう少し大人っぽく整えてあげましょう。

ポイントとしては隠すこと。バランスを整える際に、不要なものは隠しましょう。

今回は黒ニットをレイヤードしてチェックシャツを隠してみましょう。もちろん全て隠せるわけではないのですが、チェックが見える面積が減っていますよね。

面積を減らすだけでも効果があります。どうでしょう、さっきよりも大人っぽく見えるかと思います。

子供っぽく見えやすいチェックの面積を減らし、さらに大人っぽいアイテムの代名詞である艶のあるニットを追加することで強制的に大人っぽくバランスをとっています。

このようにちょっとバランスが取れてないなと感じたら思い切って他のアイテムで隠すということを覚えておくとかなり便利です。

次にバッグをプラスしました。

アイテム数が増えれば増えるほどコーディネートは複雑になりおしゃれに見えやすくなります。

白シャツにジーンズよりもキャップ、サングラス 、リュックに白シャツ、ジーンズの方はおしゃれに見えるもの。ただし使い過ぎるとゴチャついてバランスどころでは無くなってしまします。そこで着画のようなシンプルなバッグを持つのがおすすめです。

あまりデザインのないバッグを選ぶことで元々のコーディネートの邪魔をしません。またバッグは日常的に持つものなので、グッと現実感のあるコーディネートに見えてきたかと思います。

最後は柄ソックス。

足長効果は薄くなるので上級者向けにはなりますが、よりおしゃれに見せたい方にはおすすめです。

このシリーズで紹介したアンクルパンツを秋冬も使うためには「見せソックス」が必須。紹介したハイカットスニーカーや、ブーツなどでくるぶしを隠すこともできますが、毎日同じ靴を履くことは難しいですよね。

白や黒無地のソックスもいいんですが、肌着のようにも見えて清潔感に欠けます。かと言って秋冬に素足を見せるのは季節感がなくなってしまう。

おしゃれに見えるには季節感は必須です。柄や素材感で季節感もプラスできるのでおすすめです。

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次にこちらのコーデ。

大きくプリントの入ったスウェットにデニムジャケットを羽織っていますが、やはり上半身にやや子供っぽさがあります。面積が大きいデザインはもちろんカジュアルですね。

スウェットもハイゲージのニットと比較するとツヤがなく、肉厚でラフな雰囲気になっています。よってこれはアウターで隠しましょう。

ボタンを止めてデザインが見えないように着こなしを工夫しています。

さらに首元が空いているので寂しく、季節感も足りなかったのでストールをプラス。

首元にボリュームが出て対比効果で顔が小さく見えスタイルが良く見えます。

スタイルが良く見えるとおしゃれに見えやすいのは以前紹介した通りですね。選ぶのは大判のストールがおすすめ。首は目立つ部分なのでボリュームがないと貧相に見えやすいもの。

同じアイテム使っていてもカジュアルな印象が薄まっていますね。前のコーディネートと同様にバッグと柄ソックスをプラスしています。

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最後にこちら。カットソーとジャージのこちらもややカジュアルな印象。特にジャージの色味が派手なのでかなり目立っています。

そこでまずはカットソーの面積を減らしましょう。ジャージのジップを上げることで顔近くまで襟が立ち対比効果により顔が小さく見えスタイル良く見えます。サングラスも着用して、こちらも対比効果で顔を小さく見せています。

また袖のダボ付きが気になったので袖捲りをしましょう。

袖も身体の先端で目立ちやすいポイント。素肌を見せることでかなりすっきりとした印象になります。

大きめのサイズを着こなす際に使えるテクニックですね。また袖をまくったら目立つのは手首。何もないと寂しく、もったいないのでアクセサリーを着用しましょう。

アクセサリーというとブレスレットやリングが思い浮かぶと思いますが、ここでおすすめなのが腕時計。時間を確認するという意味のあるアイテムなので男性がつけていても違和感がありません。

何もないより腕時計があるだけでコーディネートの説得力が増すのでぜひ着けてみましょう。

どうでしたでしょうか。

最初のコーディネートと比較するとかなり変わったかと思います。小物や着こなしテクニックは好みによるところも大きいので自分が好きな着こなしをたくさん試して探してみましょう。

おしゃれになるには試すことが最も大事です。このシリーズで紹介したポイントを踏まえてファッションを楽しんでみて下さい。

「服を買いに行く服がない」から脱却して、好きな服を買っておしゃれを楽しみましょう!

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