今回は無印良品の白シャツとラルフローレンの白シャツを比較していきます。
「高い洋服と安い洋服って実際何が違うの?」そう思う人はとても多いでしょう。特に普遍的なアイテムである白シャツなら「高いシャツって何が違うの?」と考えるのが普通だと思います。
そこで今回は無印良品の白シャツとラルフローレンの白シャツを徹底的に比較します。
以前、5000円以下で買える白シャツを6着買って比較する記事を書きましたが、その際に最も優れた白シャツと評したのが無印良品の「超長綿洗いざらしブロードシャツ(2990円)」でした。
ということで、今回は安価で買えるNO.1白シャツである無印良品と白シャツの代表格ラルフローレンの白シャツの違いをみていきましょう。
結論から言うと明らかにラルフローレンの方が優れています。が、価格差がかなりあるので(無印良品3000円、ラルフローレン約20000円)、ほとんどの人は無印良品を選ぶでしょう。
ですがラルフローレンは古着で良いものがたくさん眠っています。古着なら7000円〜9000円程度で購入出来るのでとてもオススメ。
最後に古着のラルフローレンを選ぶ際のポイントも記載しておくのでそちらも合わせて見て頂けたら嬉しいです。
比較してみた
素材
無印良品
素材は超長綿100%に洗いざらし加工をしています。パリッとしたブロード生地に洗いがかかることで生地が柔らかくなり、触り心地、着心地がアップ。ラフな風合いにもなるので街着として違和感なく使いやすいです。
薄い生地で洗いをかけてしまうとシワやパッカリングが目立つ原因になってしましますが、無印良品のシャツは生地に厚みがるのでシワも出来にくく使いやすいです。
前立てやカフス、襟もしっかりしているので着用した際によれず綺麗に見えます。ボタンは生地と同色でツヤ感が強いものを採用しています。
無印良品のシャツはしっかり目の生地で、洗いざらしでも生地感の良さを殺さず上品さとラフさが同居したシャツになります。
ラルフ
素材はコットンブロードでかなり厚みもあり、かつ艶があってとても上品。
襟や肩周りのパッカリングもほとんどなく、シワもつかないため品のある表情になっています。
インナーを着たときの透け感は同じぐらい。シャツの色味はラルフの方がより白く、無印良品はやや黄色がかった白になっています。
生地のツヤ感は圧倒的にラルフローレンがあります。無印良品も上質な生地感で艶もバッチリあるのですが並べてしまうと一目瞭然の違いでした。
襟や前立て肩のパッカリングもラルフの方が少なくより上品な印象です。
シルエット
無印良品
無印良品の超長綿洗いざらしブロードシャツはシンプルイズベストの名作ですが、着丈が短かいことだが唯一気になるところ。
なのでサイズUPして着用するのがオススメのシャツです。シルエットはコンパクトで、特に着丈は他のブランドと比べても結構短めなのでサイズUPして着るのがオススメ。
ラルフローレン
シルエットはかなりのオーバーサイズ。袖をまくらずに着用するとダボタボになってしまうほどのビッグシルエットです。着用する際は袖をしっかりまくるのがオススメ。
この一手間だけをするかしないかで印象は驚くほど変わります。
ちなみにラルフローレンの方が裾のラウンドがきつく、腰位置が隠せ足が長く見せられる為おしゃれにも見えやすいです。
デザイン
無印良品
襟のデザインはレギュラーカラー、シンプルかつドレスライクなデザインです。前立てはプラケットフロントでバックダーツは肩周りが動かしやすいサイドプリーツ。
裾のサイド部分には補強のためのガゼットがあります。
ラルフローレン
今回紹介するラルフローレンは襟がボタンダウンで前立てはプラケットフロント。
背面はセンターボックスで動きやすい作りです。日本のブランドではないのでポケットはありません。
ラルフローレンを選ぶポイント
ちなみにこちらは僕がオーナーをさせて頂いている古着屋MBLRのバイイングの際に見つけてきたものになります。お店によりますが大体7000円〜9000円で販売されることが多いですね。定価は現行のもので大体20000円程度。
古着で白シャツを探すならラルフローレンを探すのがオススメです。
ラルフローレンの古着のシャツは質の良い白シャツが多く、価格もファストファッションの白シャツに多少のお金を付け足すだけで買えるものがほとんど。
特にブロード素材で状態の良いラルフローレンを見つけたら是非試着してみてください。選ぶ際は襟が大きすぎないものを選ぶのがポイント。
サイズが大きいものは袖をまくって着用すれば問題ありませんが、襟はどうしようもないのでそこだけ注意してください。
大体古着屋に7000円〜9000円程度で並べられていますが、ブロードのラルフローレンはオックスフォードに比べて珍しいため探すのに多少時間はかかります。
商品としてのコストパフォーマンスは良いですが、時間としてのコストパフォーマンスはあまり良くないかもしれません。とは言え良品なので根気よく探してみることをオススメします。
まとめ
ということで、結論から言うと明らかにラルフローレンの方が優れています。
が、価格差がかなりあるので(無印良品3000円、ラルフローレン20000円)、ほとんどの人は無印良品を選ぶでしょう。
ただし、ラルフローレンは古着で良いものがたくさん眠っているので、古着で探すと7000円から9000円程度で見つかります。
なので時間があるかたは古着のラルフローレンを探すも良し、時間がないかたは無印良品のシャツをサイズUPで着用するのがオススメです。