【ユニクロ+J】ライトダウンボリュームパーカーをレビュー!オススメのカラーはホワイト!

今回は話題のユニクロとジルサンダーのコラボライン「+J」の中から「ライトダウンボリュームパーカー」についてレビューしていきます。

事前に発表されていたルックでもメインアイテムとして使われていたこともあり、期待しているという方も多いんじゃないでしょうか。

少し期待しすぎたのか実物を見てみるとそこまででは無いという印象で、ファッション初心者が簡単に着こなせて様になるというものではありませんでした。

ホワイトのカラーは他の色と少し素材感などが違っていて、市場でもなかなか見つからないということもあり、具体的な着こなしが思いつく方ならオススメできるかなと思いました。

デザイン、シルエット、素材、機能性について詳しく解説しているので、購入を検討している方はぜひこのレビューを参考にしてみてください。

 

ユニクロ+J ライトダウンボリュームパーカー

デザイン

それでは早速、デザイン面について見ていきましょう。

これといったデザインはないシンプルな見た目になっていて、ジルサンダーらしいミニマルさが現れています。

全体にダウンを分割するステッチが現れていて、いわゆるダウンジャケットらしいデザインと言えるでしょう。

このステッチはダウンパックが入っている部分を区分けしていて、ダウンパックがあることによって中身が偏ったり外に飛び出すのを防いでくれます。

商品名にもある通り、しっかりとダウンの膨らみが出ていてボリューム感があるので、どうしてもモコモコとした着膨れ感が出て着こなしのハードルは高くなっているでしょう。

首周りが高くなっていたり、フードがしっかり立ち上がっているのもポイントで、顔まわりにボリュームが出ることで相対的に顔を小さく見せることができます。

「八頭身」という言葉があるように、顔の大きさはスタイルの良さを測る基準です。

もともとスタイルの整った欧米人なら何を着てもある程度様になるでしょう。

しかし、そうでないことの方が多い日本人はいかにスタイルをよく見せるかが着こなしのポイントになってきます。

このブログでもマフラーなどを巻いたりすることで小顔効果が期待できるというのをお伝えしてきましたが、このダウンなら顔まわりにかなりボリュームがあるので一枚で着てもスタイル良く見せてくれるでしょう。

リブが裾や袖口の内側についているのもポイントです。

外から見えるようにリブがついているものも良く見かけるんですが、ダウンジャケットの場合はリブが見えない方がシルエットが滑らかになってモコモコした印象が軽減されます。

リブは隙間から風や冷気が入ってくるのを防ぐため、防寒着には必要不可欠なディテールですが、こうして隠すことでよりミニマルな見た目になっているのもジルサンダーらしいデザインと言えるでしょう。

かなりシンプルなデザインなんですが、ジップとポケット入り口のテープが少し装飾性を足してくれています。

こういった細かいパーツもデザインとして重要な部分です。

ユニクロはこういった細かいパーツにも気を抜かず、高級感のあるものを使ったり、外から見えないようにしたりするのが得意ですが、今回のダウンジャケットでは少しチープな印象になっています。

艶消しのマットな質感になっているのは良いんですが、樹脂製なのでどうしてもプラスチックっぽさが出てしまっていて安っぽい印象です。

また、ボディとジップの色が切り替えになっているため、視線を集めやすくかなり目立ちやすくなっているでしょう。

せめて、ボディと同色にするか隠すかしてもらえればもっとシンプルで着こなしやすくなったかなと思います。

ポケットのところにも同様のジップがついているんですが、こちらは外から見えないように上から生地を被せているので気になりません。

全体としてはダウンジャケットらしさを残しつつ、ミニマルでカジュアルすぎないアウターになっているでしょう。

ただ、+Jのダウンジャケットだと「ハイブリッドダウンオーバーサイズパーカー」の方がすっきりとしていて、着こなしやすいデザインになっています。

気になる方は「【+J最速レビュー】ユニクロ+Jで買うべきアイテムはこれ!マストバイアイテム5選紹介!」の記事で詳しく解説しているので合わせて読んでもらえると嬉しいです。

シルエット

続いてはシルエットについて見ていきましょう。

商品名にある通り、全体的にボリューム感がありますが着膨れして見せないように考えられているシルエットだと思いました。

なぜかというと袖をすっきりと細身に見せているからです。

肩周りは動かしやすさを確保するため太めに作られているんですが、先に向かってだんだんと細くなり、袖口はかなり細めに作られています。

袖口が細いだけで全体の印象がすっきりとして見えるのは、3首の手首にあたる部分だから。

首・手首・足首のことを3首と呼び、人の視線が集まるため目立ちやすく、全体の印象を左右するポイントになっています。

なので、ボリューム感があったとしても袖口をキュッと細くしておけばそこまで膨らんだような印象にはならず、全体の印象をすっきりと見せることができるというわけです。

袖の形自体もかなり立体的に作られていて、自然に腕を下ろしたときにその形に沿うようになっているので、余計なシワが出ずシルエットが綺麗に出ます。

また、先程お伝えしたように、顔まわりに高さがあってしっかりボリューム感があるので、スタイルをよく見せてくれて着せられているような印象にもなりにくいでしょう。

こういった工夫のおかげでモコモコと着膨れしがちなダウンジャケットを比較的キレイなシルエットに見せています。

 

素材

続いては素材についての解説です。

表面は化学繊維のナイロンが使われているんですが、樹脂加工がされていて少し硬めの素材感になっています。

ナイロンはダウンジャケットにもよく使われるポリエステルと良く似ていますが、より耐久性が高くて軽い素材です。

また、素材自体に伸縮性があるためポリエステルと比較して動きやすいというメリットもあります。

ただ、化学繊維の中でも高価な素材なので通常ラインのダウンジャケットではほとんどがポリエステルで作られているんですが、そこは素材にこだわりを持つユニクロとジルサンダーのコラボということで、ものづくりに妥協しない姿勢が見えるでしょう。

実は+Jのライトダウンシリーズはカラーによって少し表面の質感が変わっていて、ホワイトだけ光沢の無いマットな質感になっていました。

他のカラーは高密度に織られたナイロン特有のツヤがあってそちらも良いんですが、ホワイトのマットな表情の方がアウトドア感が抑えられていて街着としても着こなしやすいのでオススメです。

若干ですが素材の固さも違っていて、ホワイトの方がより張りのあるパリッとした質感になっています。

ダウンが詰まっているので柔らかい素材を使っても体のラインが出るということはありませんが、ダウンジャケット特有のモコモコとしたラインも若干抑えられるでしょう。

ナイロン素材は静電気が発生しやすく、特にホワイトはホコリや汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。

少しケアすれば良いだけなので個人的にはそこまで気にする必要もないかと思いますが、気になるという方は注意してください。

 

機能性

最後は機能性についてです。

ダウンジャケットなので、中綿にはもちろんダウンが使われているんですが、実はこのダウンにもピンからキリまであります。

実はダウンジャケットにはダウンだけでなくフェザーという素材も一緒に詰められていて、この割合によって防寒性や値段が変わってきます。

ダウンとは水鳥の胸に生えているふわふわとした綿のような羽毛のことで、空気をたくさん含んで空気の層ができることで断熱性、保温性がある素材です。

一羽の水鳥からごくわずかしか取れない素材なので当然値段も高くなってきます。

フェザーは固い軸がある、一般的に羽根と言われて想像するような形のものだと思ってもらえれば大丈夫です。

保温性や軽量性などはダウンに劣りますが、弾力性があるので適度にダウンと混ぜることで潰れたり型崩れしにくくなるという役割があります。

こんな感じでダウンジャケットの中綿には必ずダウンとフェザーが混ぜられているのですが、一般的にダウンの割合が多いものの方が軽くて暖かく高価です。

このライトダウンボリュームパーカーではダウン90%、フェザー10%とほとんどがダウンになっており、高級ダウンジャケットと同じような混率になっています。

ダウンの中にもグレードが存在するので、混率だけで一概にいいダウンだということはできませんが、この価格でこれだけダウンを使用しているのはさすがユニクロと言えるでしょう。

ダウンの保温性を示す数値にフィルパワーというのもあります。

フィルパワーとはダウンのかさ高性を表す数値で、簡単にいうとどれだけ空気を含めるかという基準です。

フィルパワーが高いダウンほど少ない量で保温性を確保できるので、軽くて暖かいダウンジャケットになります。

一般的に600フィルパワー以上あると質のいいダウンであるとされていますが、このライトダウンでは640フィルパワー以上あるそうなので街中で使うには十分すぎる性能です。

また、ダウンの量が少なくできるとコンパクトに収納することができるので持ち運びにも便利になっています。

ユニクロの通常ラインで展開されているウルトラライトダウンなんかはかなり小さく折り畳めてバッグの中に入れておいたりできますよね。

このライトダウンも収納用のポーチがついていて、ウルトラライダウンほどではありませんが小さくまとめることができるんです。

大きな内ポケットがついていて、そこにポーチを入れておけるので要らないときは小さくしておくことができます。

また、内ポケット自体にもちょっとした荷物を入れることができるので便利です。

荷物が多くなりがちなアウトドアにおいて、コンパクトにすることができる機能というのは良くあります。

普通に生活をしてる中でもバッグなどに入れておいたり、収納する時も場所を取らないという点で役立つでしょう。

 

ユニクロ+J ライトダウンボリュームパーカーはホワイトがおすすめ

というわけで、ユニクロ+Jの「ライトダウンボリュームパーカー」についてレビューしてきました。

総合的に見ると、ダウンジャケットとしては着こなしやすくなるように工夫されていますが、どうしてもモコモコ感が出てしまうのでコーディネートのハードルは少し高くなっています。

ただ、ダウンジャケットとしての防寒性、機能性は十分です。

ホワイトの素材感はかなり良かったので、白いダウンジャケットを探しているという方は検討してみてもいいんじゃないでしょうか。

着こなしやすいダウンジャケットを探しているという方は+Jか通常ラインのハイブリッドダウンシリーズがオススメです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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