今回はついに発売されたユニクロとジルサンダーのコラボである「+J」について、ベスト5を紹介していきます。
いつも新しい商品やコラボが発売された際には全型レビューしているんですが、今回は一人5点までという購入制限があったので、私が選んだベスト5の商品を紹介したいと思います。
なお、今回の内容を動画で見たい方は、こちらをチェックしてください。動画の方が、商品の素材やシルエットなども伝わりやすいかと思います。
また、ユニクロ単体のマストバイアイテムが知りたい方は「ユニクロのメンズおすすめアイテム!マストバイの買うべき人気商品を一挙紹介!」をご覧ください。
「+J」とは?ユニクロとジルサンダーのコラボ商品!

まずは「+J」とは何なのか、ということについて説明していきたいと思います。
冒頭でもお伝えした通り、ユニクロと「ジルサンダー」というデザイナーのコラボラインのことです。
伝説的なデザイナーの一人なので名前を聞いたことがあるという方も多いでしょう。
どんな洋服作りをするかというと、アイテム自体はシンプルなテイストなんですが、素材とシルエットにすごくこだわって、上質な素材で立体的かつ美しいフォルムを作るのが特徴です。
ちなみに今回のコラボのテーマとして「洗練されたエッセンシャル」というのを掲げているらしく、今の時代・トレンドを反映し、考え抜かれたミニマルな表現でどんなスタイルでも合わせやすいアイテムをラインナップしているそうです。
「+J」というコラボは2009年に始まり、そこから数シーズンに渡って続いていた人気コラボになっていて、最近だと「ユニクロU」だったり、「ユニクロ&JWアンダーソン」だったりが有名になっているんですが、それを遥かに凌ぐ人気だったのが「+J」だったりします。
そんなコラボが本当に久しぶりに復活したのが今回のコラボです。
2014年に一度だけ復活したのを除けば、およそ10年ぶりに発表されたということで、事前人気もものすごく高くて購入制限がかかるほどだったというわけです。
※ユニクロ+2021春夏の新作のレビューやおすすめアイテムが知りたい方は、こちらをご覧ください。
ユニクロ+Jメンズのおすすめマストバイアイテム5選
第5位 ハイブリッドダウンオーバーサイズパーカー

第5位は「ハイブリッドダウンオーバーサイズパーカー」です。
今回の+Jコレクションはダウンジャケットの展開が多くなっていて、注目している方も非常に多かったと思うんですけど、個人的には今回のダウンはちょっと違うんじゃないかなと想像していました。
以前アップした動画で事前予想なんかもしていて、特にこのアイテムはその中でも一番にあげたアイテムで期待通り良かったんですが、これ以外のダウンアイテムは難しいものが多くなっていて、今回のラインナップの中ならこの「ハイブリッドダウンオーバーサイズパーカー」が一押しです。

通常ラインの方でもこの「ハイブリッドダウン」シリーズが展開されているんですけど、何がハイブリッドなのかというとボディ部分はダウン、袖部分は吸湿性の中綿になっているすごく工夫されたアイテムになっています。
去年から通常ラインの方で発売されていたハイブリッドダウンシリーズですが、かなり革命的なアイテムになっていてユニクロとしてもスマッシュヒットした商品なんじゃないかなと思いました。
ダウンってどうしてもボリュームが出てしまうので着用したときにモコモコしてしまいます。
なので、太って見えがちでスタイルが良く見えないというデメリットがあってなかなかオシャレに着こなすのは難しいアイテムです。
そんなデメリットを改善したのがこのハイブリッドダウンで、アーム部分がダウンではなく中綿になっているのでシュッと細身に作られているんです。
腕が少し細くなってくらいで着膨れした印象には変わりないんじゃないかと思うかもしれませんが、トップスの印象の中でアーム部分が締める割合って結構大きいのでここが細くなっているだけで、身幅が大きかったとしても、結構細身に見せてくれるものなんです。
なので、ダウンを使ったアイテムではあるんですけどそんなに太って見えない、ミシュランマンみたいにならないダウンになっています。
ダウンを使ったアウターはかなり暖かいので本格的に寒くなってくる時期に着たいんですが、着膨れしてスタイルが悪く見えてしまうのが気になるという方にはハイブリッドダウンがすごくオススメです。
そんな感じで通常ラインのハイブリッドダウンもオススメなんですが、今回の+Jのものもかなり良い出来になっていて、商品名からも分かるように、サイズ感としてはオーバーサイズになっているのが特徴です。
身幅が大きかったり、肩幅が落っこちていたりという点もありますし、細かいデザインも通常ラインとは違っています。
ここからは通常ラインのものと+Jのものを比較しながら解説していきたいと思います。
まず値段ですが、通常ラインの方が9990円、+Jの方が15900円ということで、+Jの方が1.5倍くらい高くなっています。
通常ラインの方が異常に安すぎるので+Jの方が高く感じてしまうかもしれませんが、決してそんなことはないと思います。
デザイン面で一番違う部分はポケットです。

+Jの方ではポケットもデザインされていて、胸元の切り替えがポケットになっていたり、ジップ部分とその外側にもスッと手を入れられるポケットがあります。
三つのポケットが集まっていて機能的になっていますし、これがデザインとしても効いてきているという、ユニクロっぽくないデザインになっています。
デザイナーのジルサンダーが手掛けているので当たり前と言えば当たり前なんですが、ブランドとして普通に展開されていてもおかしくないデザインになっているでしょう。
デザインが多くはなっているんですが、ポケットという機能的に意味があるものなので、嘘くさくないですし、不自然さもありません。
これが機能的な役割の無いデザインを足していると結構嘘っぽくなってしまったりなかなかオシャレに見えにくいものなんですが、さすがはジルサンダー、シンプルかつ機能的な役割を与えつつデザイン性を足すことで通常ラインとの差別化をしています。
少しだけ気になるポイントがフードの裏なんですが、カラーが黒の場合だと裏地がネイビーになっていてそれが見えてしまうんです。
ダークグレーのカラーだと、裏地も黒っぽい色になっていて色の切り替えがほとんど目立たないようになっていたので良かったんですけど、今回は手に入りませんでした。
続いてシルエットについても通常ラインとの違いがあります。
冒頭でトレンドを反映したコレクションだとお伝えしたんですが、最近はオーバーサイズ・ビッグシルエットのトレンドになっています。
ぴったりしたサイズでタイトに着るよりは、ゆったりしたサイズでリラックスしたシルエットがトレンドになっているので、その辺りがきちんと取り入れられているアイテムです。
見比べてみても分かる通り、+Jの方が明らかに身幅が大きかったり、肩のラインが落っこちていたりとオーバーサイズのトレンドを反映しています。
こんな風にデザインやシルエットで通常ラインとの違いを出していてかなりカッコいい+Jのハイブリッドダウンなんですが、通常ラインの方もかなりクオリティが高いアイテムなっているので、今回は第5位とさせていただきました。
本当はもうちょっと高い順位をつけたかったくらいすごくいいアイテムだったんですが、通常ラインの出来があまりにも良すぎてそちらで十分だと感じる人も多いと思ったので第5位にしました。
実際に着用してみるとこんな感じです。

170cm、55kgの僕がMサイズを着用してこのくらいのサイズ感になっています。
袖口にベルトがついているので、絞って着用するとよりすっきりした印象になります。
先程お伝えした手を突っ込めるポケットなんかも地味に便利です。
ちなみにこのポケットの裏地は起毛感のある素材になっていて、ポケットに手を入れたときにヒヤッとせず最初から暖かくなっています。
ジップのついているポケットは中の物が落ちる心配がないので、貴重品などを入れてもいいでしょう。
通常ラインのハイブリッドダウンも着用してみるとこんな感じで、Mサイズを着用しています。
こちらが昨年のモデルなんですが、ほとんど変わっていないので参考にしてみてください。
ダウンを購入しようと考えている人はユニクロで見てみるのをオススメしたいです。
防寒性については実際に真冬の夜中に屋外で来ていたんですが、ボディ部分はかなり暖かく、アーム部分はボディに比べると少し冷えを感じるかなという感じでした。
+Jのダウンについて総括すると、少し期待しすぎたかなという印象でした。
パーカーではなくジャケット型になっているものもあったんですが、そちらはいろんな部分が固くなっていて張っていたので少し着こなしが難しかったです。
ルックでも着用していたライトダウンシリーズの白なんかは気になっていた人も多いかと思うんですが、実は白だけ少し硬めのハリのある素材になっていて、他のカラーはいわゆるダウンジャケットっぽい素材になっていたりして面白いかなとは思ったんですが、やはりダウンの中だとオススメできるのはこの「ハイブリッドダウンオーバーサイズパーカー」かなと思いました。
+Jのライトダウンボリュームパーカーについてさらに詳しく知りたい方は、「【ユニクロ+J】ライトダウンボリュームパーカーをレビュー!オススメのカラーはホワイト!」もぜひ参考にしてください。
第4位 ウールテーラードジャケット

続いて、第4位は「ウールテーラードジャケット」です。
今回のジャケット類は結構クオリティが高くて良いものばかりだったんですが、その中でも群を抜いて良かったのがこちらになります。
価格が19900円ということでユニクロのジャケットとしてはかなり高い金額にはなっているんですが、本当にかなりクオリティが高いので是非一度試してみて欲しいです。
一番すごいと思ったのは素材です。
日本の有名ファブリックメーカーNikke社の素材を使用しているんですが、実物を見ればその良さが一目で分かると思います。
ヌメっとした深い鈍い艶を出してくれていて、そういったアイテムって柔らかい生地になることが多いんですけど、こちらは加工を施していてハリ感のある硬めの素材になっているのもポイントです。
生地の固さによってシルエットも変わってくるんですが、固い素材の何が良いのかというと体の線を拾いにくくなるんです。
日本人の体型って欧米人に比べると整っていないことが多くて、そういった人でも体のラインを拾わないことでシワが出にくくなっていて綺麗なシルエットが実現してくれているので、羽織ってみると格好良さを実感できるんじゃ無いかと思います。
では、どんなデザインになっているのかというと、すごくかっちりとしたいわゆるスーツのようなデザインになっています。
ぱっと見だとわかりづらいかもしれないので、ユニクロUのジャケットと比較しながら紹介していきます。

+Jと比べるとユニクロUのジャケットはカジュアル用、オフ仕様のジャケットになっています。
ぱっと見で分かるのは、ユニクロUのジャケットは外から縫い付けただけのパッチポケットになっているんですが、+Jのジャケットはフラップポケットになっていて、フラップと呼ばれる蓋がついているのが特徴的です。
フラップポケットはスーツスタイルで着用するジャケットで用いられるディテールなので、フォーマルな印象を与えてくれます。
パッチポケットは簡素な作りでワークアイテムなどに用いられるカジュアルなテイストのポケットになっています。
また、ゴージラインの位置にも違いがあります。
ゴージラインとは、テーラードジャケットの襟にある切れ目のことなんですが、この位置が低ければ低いほどカジュアルな印象になって、逆に高いほどドレスライクな印象になるものです。
なので、スーツのジャケットだとゴージラインは高めになっているものなんですが、見比べると+Jの方がゴージラインが高くなっていてドレスライクな大人っぽい印象になっているのが分かるんじゃないでしょうか。
前裾がカッタウェイフロントになっているのもポイントで、ユニクロUの方では前裾がまっすぐになっているんですが、+Jの方はボタン下から緩やかにカーブがついています。
このカッタウェイフロントもクラシカルなスーツに用いられるディテールで、ドレスライクな印象を与えてくれるデザインです。
素材感を見ても、先程言ったように+Jの方は本当にいい素材を使っていて綺麗な艶のある大人っぽい素材感になっています。
ユニクロUの方はウールライクな素材感ではあるんですけど、あくまで化学繊維なので値段の割にはすごく頑張っていてオススメではあるんですけど、見比べてしまうと、やはり+Jの方が綺麗で大人っぽい印象があるんじゃ無いかと思います。
実際に着用するとこんな感じです。

170cm、55kgの僕で、+JのジャケットはMサイズを着用しています。
袖丈が短めになっているので購入する際には短くなりすぎないように注意してください。
僕はジャケットだとSサイズを着用することが多いんですが、それだとかなり袖丈が短くなっていたので今回はMサイズを購入しました。
見ていただけると分かると思うんですけど、着用時に全然シワが出ていません。
体のラインに沿った立体的なシルエットになっていて素材感も申し分ないので、本当にスーツとして着るのもオススメできるジャケットになっています。
かなりかっちりした雰囲気のジャケットなので、街着として使う場合には他のアイテムでしっかりカジュアルダウンするようにすると良いでしょう。
こちらのジャケットに限らず、ジャケットを選ぶ際のポイントとして、ラペルに注目してみて欲しいです。
テーラードジャケットの襟部分がラペルというんですが、ここがペラペラで柔らかい仕立てになっていると一気にチープな印象になってしまうので、ここにしっかりとハリがあるものだったり、硬めの素材感のものを選んであげると、ジャケット選びで正解に近づくんじゃ無いかなと思います。
ちなみにこのジャケットはラペルにもしっかりハリがあって綺麗なんですが、陳列されているものを見ると、微妙に個体差があってうねっているものもあったりしたので、その辺りに注意してみてください。
このジャケットはセットアップで着用できるパンツも販売していて、そちらも同じ素材なのですごく綺麗なツヤが出ていて形もすごくキレイでしたが、サイズ感が相当シビアになっていました。
例えば、腿周りが太くて裾に向かって細くなっていくワイドテーパードシルエットだとそこまでサイズ感を気にしなくても大丈夫で、足のラインも出にくいんですが、今回の+Jのパンツはかなりスリムなシルエットになっていて、同じ身長・体重だとしても足の形次第で見え方がかなり変わってしまうので、ECで買ったり試着せずに買うのは失敗する恐れがあるかなと思いました。
素材感が良くて、シルエットもキレイだったので名作なのは間違い無いんですが、その辺りがシビアだったので買い方が少し難しいかなと思いました。
+Jのパンツはかなり裾丈が長く作られていて、お直しが必須になっているのという点もあります。
いわゆるスーツのパンツはアンフィニッシュと呼ばれる、裾上げが全くされていない状態で販売されることが多く、購入してからその人に合わせて裾上げをするようになっています。
+Jのパンツに関しては裾の処理はされているんですが、そういったスーツと同じように自分に合わせて裾上げをするのが必須なので少し面倒かなというのはあります。
この他のジャケット類もすごく良くて、全体的に平均点は高いんじゃないかなと思いました。
ただし、どれもサイズ感に注意が必要なので、店頭はかなり混雑していて試着が難しい環境ではあるんですが、先程お伝えしたポイントに気をつけて選んでみてください。
第3位 ウールブレンドイージーパンツ

第3位は「ウールブレンドイージーパンツ」です。
先程、ワイドテーパードパンツだと足の形を拾わないとお伝えしたんですが、こちらがまさにそういったシルエットのパンツになっています。
今までですとユニクロUがワイドテーパードシルエットでかなりクオリティの高いパンツを出していて、僕もそれをずっとオススメしていたんですが、それを超えるようなクオリテイのパンツを出してくれました。
ユニクロUのものと比べて何が良いかというと、やはり素材感のレベルが違います。
ユニクロUのワイドテーパードパンツも化学繊維ながらウール見えするキレイな生地を使っていて、ケアがしやすかったり丈夫という点でヘビロテしやすい良いパンツだったんですが、単純に見た目の素材感においては+Jの方が圧倒的に良かったです。
ウールブレンドということで100%ウールではないんですが、どちらかというとカシミアのような深いツヤ感が出ていて本当に凄いです。
先程紹介したNikke社の生地とはまた違った方向性で良い素材感になっているのでぜひ見比べてみてください。
このウールブレンドイージーパンツはシルエットもすごくキレイですし、デザインもシンプルになっていて使いやすいので、とりあえず一本押さえておいて間違いないんじゃないかなと思います。
ただ、こちらも裾がかなり長くなっているのでお直しは必須です。
この手間がある分、第3位とさせていただきましたが、本当にオススメです。
実際に着用するとこんな感じです。

今回、裾上げをする時間がなかったので裾の部分は折り込んで着用しています。
こんな感じでシワがほとんど出ないキレイなテーパードシルエットになっていて、生地感がしっかりしているので防寒性もあるでしょう。
ユニクロUのワイドテーパードパンツを持っている人でも秋冬用として購入していいんじゃないかと思います。
商品名の通りイージーパンツになっていて、ウエストの後ろ部分にゴムが入っているのでベルト無しでも着用できます。
ただ、ユニクロの他のイージーパンツによくあるドローコードは付いていないので、紐で絞ってウエストを調整することはできません。
その代わりという訳ではないですが、ウエストの後ろにアジャスターがついていて、ボタンを止める位置で少しウエストを調整することができます。
この辺りはユニクロっぽくない、ジルサンダーらしさが出ているポイントかなと思います。
ちなみにお値段は6990円です。
他のパンツ類について完全には把握できなかったんですが、チノパンツはかなり着こなしが難しいアイテムでオススメはしづらいんですが、股上が深いサルエルのようなシルエットが面白くて、素材感も良かったのでアリかなと思いました。
ウールスリムフィットパンツについては先程もお伝えした通り、物はすごくいいんですがサイズ間がシビアで難しいかなという印象です。
+Jのウールブレンドイージーパンツについてさらに詳しく知りたい方は、「【ユニクロ+J】ウールブレンドイージーパンツは歴代最高クオリティ!買って損なしの逸品!」もぜひ参考にしてください。
第2位 スーピマコットンオーバーサイズシャツ

第2位は「スーピマコットンオーバサイズシャツ」です。
ジルサンダーといえばシャツという人も多いと思うんですが、今回のシャツも最高に良かったです。
これはもう間違いないく良いアイテムなのでぜひ手に入れて欲しいと思います。
ちなみにこちらはオーバサイズのシャツなんですけど、レギュラーフィットの方もすごく良くて、選べなかったくらいオススメです。
スーピマコットンという超希少なコットンを使用していて、超高級素材だと思ってもらえれば大丈夫です。
キレイな艶のある素材を使っていて、今回のアイテムの中ではデザインが入ってる方かなと思うんですが、裾に切り替えが入っていたりだとか、実際に着用するとそこまで目立つわけではないんですが、シンプルながら若干主張のあるデザインになっています。
襟はいわゆるレギュラーカラーになっていて、襟の裏にボタンがついている隠しボタンダウンの仕様になっています。
レギュラーカラーはスーツスタイルでも使われるシャツに多いディテールで、大人っぽい印象を与えてくれます。
他にも、襟先がボタンで止められているボタンダウンカラーや襟が無いノーカラー、ちょっと立ち上がってるスタンドカラーなどがありますが、レギュラーカラーはドレスライクな印象にしてくれるんです。
そんなレギュラーカラーですが弱点もあって、襟先がばたつきやすいという点があります。
例えばシャツの上からニットを着た時なんかに首元から襟がピロッと出てしまったりするのが気になる方もいるかと思うんですが、そうならないように襟の裏の見えない部分にボタンをつけることでレギュラーカラーの印象のまま、襟先がばたつかないようになっているんです。

襟部分ってシャツの顔にあたる場所で、ここが変わるだけで印象って全く変わってしまいます。
なので、襟の形がそのまま商品名に入ったりとそれだけ重要なポイントなので、このくらいの少しの工夫が印象に大きな影響を与えたりします。
比翼仕立てになっているのもポイントの一つです。
比翼とは前立ての部分が二重になっていてボタンが隠れるようになっている仕様でシンプルに見せてくれています。
裾部分にデザインが入っているので、ボタンを隠すことでミニマルな見た目にしてバランスをとることで、シンプルながら主張のあるデザインになっています。
かつ、オーバーサイズでトレンド感のあるシルエットになっていて、形もすごくキレイなので本当に良いシャツが出てきたなというのが正直な感想です。
また、かなり細かいポイントなんですが、裾のサイドにある切れ目に補強用のついているガゼットの部分に+Jのロゴが入っていたりします。
例えばJWアンダーソンコラボだと、ロゴが結構目立つように入っていたりするんですが、ジルサンダーはシンプルでミニマルなテイストなのでロゴも目立たないようになっているのもデザイナーのらしさが出ていて面白いなと思いました。
実際に着用してみるとこんな感じです。

こちらもMサイズを着用しています。
オーバーサイズシャツの着丈が長すぎないか心配している方が多かったんですが、意外とそこまで長すぎない着丈になっていて、そこまでオーバーサイズすぎる印象はないんじゃないかなと思います。
普段からロングシャツやオーバーサイズのアイテムを着用している人なら全然違和感なく着用できるサイズ感です。
個人的にもこれくらいでちょうど良いかなと思っていて、もともと長めになっているので、普段ユニクロのアイテムを買うときにサイズアップしているという人でも今回は必要ないかなと思いました。
裾のデザインがちょうどいい塩梅で効いていて、シルエットもめちゃくちゃキレイじゃないでしょうか。
前立てが若干太めになっていたりもして、少し主張するようになっているんですが、比翼になっているのでボタンが隠れてシンプルになっているというバランスの取れたデザインになっています。
ボタンは見えていないのであんまり気にする人もいないかもしれませんが、すごく小さくて白いボタンになっているのでここでも目立ちにくいミニマルなパーツになっています。
ジルサンダーのアイテムは立体的に作られていて、360度どこから見てもキレイなシルエットになるように計算して作っているらしいです。
袖のシルエットにもそれが現れていて、肩周りは動かしやすいようにゆとりを持たせているんですが、裾に向かってだんだんと細くなってスッキリと見えるようなキレイなシルエットになっています。
実は6年前の+Jのシャツは生地が極薄で向こうが透けて見えるんじゃないかというくらいだったんですが、今回はそういったこともなく、多少透け感はあるものの着用するのに問題はありません。
白シャツあるあるで、洗濯するとシワがどうしてもついてしまうものなんですが、アイロンとかがめんどくさいという人は黒を選んであげると白に比べてシワが目立ちにくいです。
黒シャツはかなりドレスライクなアイテムなので、逆に少しシワがあるくらいでカジュアルダウンしてあげるのも良いんじゃないかなと思います。
この他のシャツ類も全体的に良くて、最初にも言ったんですが、レギュラーフィットの方もゲットしたいなと思っています。
似たようなデザインですが、シルエットが全然違ってコーディネートによって使い分けができるのでどちらもオススメです。
スタンドカラーのタイプも普通に良くて買えるなら買いたいんですが、個人的にはレギュラーカラーの方が優先順位は高いかなと思いました。
スーピマコットンオーバーサイズシャツのさらに詳しいレビューを見たい方は「【ユニクロ+J】スーピマコットンオーバーサイズシャツをレビュー!目立ちすぎない装飾性とオーバーサイズのシルエットが特徴的」もチェックしてみましょう。
また、+Jのシャツについてさらに詳しく知りたい方は 「【ユニクロ+J】オススメシャツ紹介!手に入れておくべきマストバイアイテム!」もぜひ参考にしてください。
第1位 カシミアブレンドオーバーサイズチェスターコート

第1位は「カシミアブレンドオーバーサイズチェスターコート」です。
なんと、24900円ということでユニクロとは思えないような価格帯なんですが、めちゃくちゃ良かったのでこちらを1位とさせていただきました。
ただ、正直なところ1〜3位辺りは順位が付けられないくらいの感じだったんですけど、冬のメインアイテムということでコートを1位としています。
商品名の通り、カシミアを使用したオーバーサイズのチェスターコートになっています。
まず、チェスターコートとは何かというところから解説していくと、テーラードジャケットの着丈を長くしたようなものだと思ってもらえれば大丈夫です。
かっちりとした印象を与えてくれる大人っぽいコートなんですが、襟が寝ていて顔まわりが空いてしまうので、小顔効果が期待できず様に見せるには工夫が必要です。
なのでチェスターコートのような顔まわりに生地がこないものを着用する際は、インナーにハイネックのトップスを持ってきたり、マフラーやストールを巻いてあげると着こなしやすくなります。
素材に感してもカシミアをブレンドしているということですごくキレイな素材になっています。
これで素材に文句を言う人はいないと思うので心配は全くありません。
今回の+Jは素材感がいいものばかりだったんで、ジャケットもシャツも良かったんですが、このコートもトップレベルでいい素材感になっています。
デザインを見ていくと、三つボタンでラペルが太めになっているので少しクラシカルな印象になっています。
なんですが、シルエットはトレンドのオーバーサイズになっていることでシンプルではあるんですが、ユニクロの通常ラインと比べると今っぽいデザインにしてくれています。
実際に着用するとこんな感じです。

こちらもMサイズ着用してこれくらいのサイズ感になっています。
結構オーバーサイズになっていて、ユニクロらしからぬ今っぽシルエットで素材感に関してはもともとユニクロは良いものが多いんですが、その中でも極上の素材を使っていて、少しクラシカルな要素も入っていると言うコートになっています。
ユニクロで24900円と聞くとかなり高いと思ってしまうんですが、これをこの値段で買えることはまずないので、いいチェスターコートを1着持っておきたいという人はこれを購入するといいんじゃないでしょうか。
このクオリティのコートとしては破格なんですが、それでも安い金額ではないので躊躇してしまうこともあるかと思いますが、予算に余裕がある方は買っておいて損はないと思います。
コートに10万円とかは出せないけど2〜3万なら出せるかなという人はこれを買っておくといいと思います。
通常ラインの「ウールカシミアチェスターコート」と比較してみると、+Jの方が明らかにオーバーサイズに作られているのが分かるでしょう。
実は通常ラインの方のウールカシミアもかなりキレイな素材を使っているんですが、+Jの方が厚手の生地を使っているので防寒性もありますし、質感だけでなくシルエットにおいてもキレイになっています。
通常ラインの方は本当にベーシックなチェスターコートなんですが、+Jの方がトレンドライクなブランドっぽい仕上がりだと言えるでしょう。
とはいえぱっと見のデザインは本当にシンプルで、特にこれといったデザインが入っているわけではないので、ユニクロの延長線上じゃんと思うかもしれませんが、確実にものは良いです。
シンプルなチェスターコートを探しているという方には本当にオススメです。
シンプルだからこそユニクロだとバレることもないので、ユニクロでアウターを買うのは避けているという方もこれなら良いんじゃないかと思います。
コート類に関してはもう一つ「ウールブレンドチェスターコート」があって、そちらはウエストにシェイプが入っていたりしてかなり細身になっていたので、今っぽいという感じではなくスーツの上とかに羽織ると良いんじゃないかなと思いました。
+Jのカシミアブレンドオーバーサイズチェスターコートについてさらに詳しく知りたい方は、「【ユニクロ+J】イチ押しアイテム、カシミヤブレンドオーバーサイズチェスターコート+をレビュー!」もぜひ参考にしてください。
+Jの公式サイトはこちら!
https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/collaboration/plusj/20fw/
以上、ユニクロ+Jで買うべきアイテムはこれ!マストバイアイテム5選紹介でした!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ユニクロ+Jではなく、通常のユニクロのおすすめアイテムが知りたい方はこちらをご覧ください。
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